フルーツ好き
キンちゃんの大学時代の同級生からさくらんぼが届きました。
味が濃くてプリプリ
楽は果物が大好き。
でもこれはあげませんよ、贈ってくださったK田さんに悪いから。
スペアリブ丸呑み事件から時間が経って 平和な毎日が流れ。
昨年初夏のある朝の散歩。
お天気もよく 飼い主と並んで歩く楽に おりこうおりこうと目を細め。
まだ時間も早いし このあたりで遊んで行くかーと ロングリード装着。
いつもの公園を楽しそうに走っていた楽が
ん?という表情で立ち止まって 2メートルほど戻ると、草の中から何かを拾い上げました。
誰かが忘れていった 黄色いゴムボールのようでした。
ゴルフボール大のそれを大切そうに咥えたまま私たちから少し離れ。
口から出したり、咥えたり 何度も繰り返しています、愛おしそうに。
嫌な予感がした私たちが らっくーん、持っておいで。と呼ぶと
ひっ!という表情で後ずさりします。
追い詰めて失敗した過去があるので ジリジリと少しずつ近づいていくと
何度か強く咀嚼して・・・・・ごっくん・・・しました。
すぐに病院へ(またかい!)。
状況を説明すると 早速レントゲン。
ボールでも空気の入ってるものは映るそうです。
でも何もない。
空気の入っていないボールの可能性は残ります。
ドクターは何度も「本当に呑みこんだか」を確認した後に
「じゃぁ、預かって内視鏡してみよう。
取り出せないものだったらそのまま開腹になるから覚悟はしておいてね」と。
すがるような眼で見ている楽をおいて帰宅。
爽やかな散歩のまま戻っていればよかったとどうにもならない後悔。
そして帰り際の楽の視線を思い出します。ごめん、楽。
数時間後、再び病院へ行くと・・・
胃やその先にも何にもありませんでした。
「だから本当に呑んだの?(疑)」というドクターたちにお礼を言って帰宅。
後日...その話を江津湖仲間にしていると
現場あたりに 黄熟した梅の実(2Lサイズ)がたくさん落ちていたという情報を得ました。
ゴムボールに見えたのは黄色い梅だったんです。
割れた種も消化されずに排出されました。
楽には 幼少の頃 ドッグフードのみを与えていました。
ある日、ソルダム(スモモの一種)を食べていたキンちゃんが
うちの子になったんだからお前もソルダム好きになれ~ と言って
その果汁をほんの数滴 舐めさせたんです。
もちろん楽は初めての甘い香りに夢中になりました。
今ではフルーツナイフを手にすると あら、そろそろフルーツタイムね
という表情で定位置に着席します。
黄熟した梅の実は本当にいい香りがします。
楽が愛おしそうに楽しんでいたのはそれだったんです。
今年もソルダムが出回るようになりました。
そのうち笑もフルーツの洗礼を受けるでしょう。
香りがよくて甘い実のなる樹を庭に植えたら 大変なことになりそうです。
ふたりとも 口をあけて ずっと上を見あげているかも。
笑は飼い主の手からしか食べ物を受け付けない上品な子に育ってね。
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丸呑み犬

笑が変なものを口に入れないよう 注意しながら歩いていると
キンちゃんが こらー! と楽に叫びます。
巨大フナに挑んでいる(食べようとしている?)ところでした。
この公園は遊水地でもあるので 大雨には浸かってしまいます。
湖から流れ泳いできた魚が 水がひく際に取り残されたみたいです。
拾い食いはずっと注意し続けてきて、かなり改善された部分もありますが
まだまだ...ちょっと油断するととんでもないものに手を出そうとしていたり。
楽と暮らし始めたころ コーギーの飼い方について学んでいると
硬いものを噛ませましょう、頭のいい子になります
という文章をよくみかけました。
本当かどうかは別として
歯が痒そうだったし、長持ちするもので時間つぶしもしたかったので
ガムや棒や、爆発的人気だったグリニーズやらを与えてもみました。
でも、噛まずに丸呑みしちゃうんです 楽は。
そのつもりが無くても 自然と喉の奥に入っていっちゃうみたいで。
瞬時に呑みこんでおきながら
「あら、ちょっと!さっきの美味しいのどこにやった?」という顔をしてました。
そしてある日の夕食の豚スペアリブ。
残った骨はとても大きくて、いくら丸呑み楽でも入りそうにないサイズ。
私たちは これならよかろう とうなずきあって そのひとつを与えたのです。
初めて口にする獣の骨に らっくん大興奮!
ぐゎーし、ぐゎーし、がーし、がーし とすごい勢いで。
その様子が少し恐ろしく、返してもらおうと試みましたが
初めてのお宝を手放すものかと がんばる楽。
咥えたまま逃げて逃げて・・・追い詰められると
苦しそうな顔で 不可能な大きさを飲み込みました。
その ごっくん した後のすっきりした表情。
午後9時30分ごろのことでした。
すぐに連れて行った病院では
割れて小さくなっている可能性もあるから まずは吐かせてみることに。
吐き気を促す注射を1本・・・2本・・・
かなり時間がたって やっと出てきた骨はふたつに割れていました。
処置された楽も苦しかったでしょうが
追いかけたとき、病院へ行く車の中、処置を待つ間、帰りの車の中、
後悔でいっぱいでした。
二度とやばいものは与えない と誓い合ったのですが
その後も丸呑みでは病院のお世話になります、残念ながら。
笑も最近はガツガツ食べるようになってきたので要注意。
検診と予防接種以外は お世話にならないようにしたいです。
一応、ペット保険には加入しましたが。

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カツオのポン酢ゼリー
ポン酢やダシなどをゼラチンでやわらかく寄せたものをかけて。
皮はひいて 両面を弱火でこんがり焼いて、塩で。
よく噛んでいるうちに味が出ます。頭がよくなるかも。

ホタテの柱・湯通しした肝と 鶏ササミを中華風に。
庭のセロリは臭みが強くないので薄切りでたっぷり。
ササミはナイフではなく生の状態で手ちぎりしたほうが食感が合います。

ヒモは低温でゆっくり焼いて。

コチの真子のおすまし。

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