北陸新幹線 南海トラフ大地震に備えよ
鉄道ジャーナリストの梅原淳氏が「ウルトラC」と名付けた北陸新幹線の京都市中心部を外すルートだが、京都駅の代わりに長岡京駅を推している。
しかし、もしそうだと次の駅である松井山手駅までが近すぎるのでないかと思い、地図上にその推定ルートを書いてみた。
南丹市内を通り、亀岡駅付近で南東に向かう。そして、京都駅の代わりに長岡京駅をターミナル化し、その後に八幡市を通ると書いてある。
それを考慮したルートが上の地図に書き込んだ黒い実線になる。
敢えて小浜新駅と亀岡駅を通るルートにしてみたが、もの凄い遠回りになっている。
オマケに京都市民が北陸新幹線を使って北上する際に、逆方向である長岡京駅にわざわざ南下せねばならない。これでは意味がない。
もしこのルートだとしても京都駅の代わりになるのは、長岡京駅ではなく「亀岡駅」が妥当だと思いませんか?
亀岡駅なら、京都市民も南下しなくても済むし、心のゆとりが違う。なんせ日本人は「乗り換えがあるだけで30分もロスすると感じている」らしいからだ。長岡京駅だと逆方向に向かうので、ロス時間を1時間以上に感じ、利用客は全く増えないだろう。
ジャパンレールパスやユーレールパスを使った鉄道旅行歴約30年の筆者も、これでは納得できない。ただ高槻市民、茨木市民等は喜ぶだろうか。
そしてこの図を見て頂きたい。これは、1973年11月13日に整備新幹線計画が出た際の予想ルートになります。
小浜市付近、亀岡市付近を通り新大阪に達するルートとして発表されました。その後に、亀岡駅の一つ
北側にある並河駅付近に京都の駅を作る計画も持ち上がり、上の図はそれを考慮して書いてあります。
新大阪駅で山陽新幹線に繋げる為に、駅の手前で大きく曲げてあります。
「富山発長崎行き」なんて新幹線も夢では無くなり、その時短効果は想像を絶する事になります。
しかし、筆者の本音を申し上げると、延伸に5兆円をかけて不便なルートを作る位なら、敦賀駅以北の北陸新幹線線路を三線軌条化し、JR西日本が最高時速200キロメートル程度の新型特急車両を走らせた方が便利だと思うのだが。
ヨーロッパでは、そんな近距離特急が最高時速200キロメートルでバンバン走っている。
また、湖西線の各駅にホームドアーを設置すれば、湖西線内の最高時速を160キロにする事も出来ると思う。
となれば、大阪府民、京都府民を素早く北陸に運べると思うのだが。
しかし、大切な事を忘れてはいけない。北陸新幹線は、来るべき東海・東南海・南海大地震に備え、関東と西日本を別ルートで繋ぐ目的があり、新型特急ではなく、やはり標準軌を走る新幹線を繋いでおくべきなんです。
京都府民、京都仏教界等は、この来るべき未曽有の大災害が起こらないと、その意味がお分かりにならないみたいです。仏教界が申す「北陸新幹線を京都市内に通す事は1000年の愚行」を、そっくりそのまま彼等にお返しするのが宜しいかと。
彼等は、未曽有の大地震で日本がぶっ壊れて初めて、この新幹線が必要なんだと感じるのだと思います。
となれば、5兆円は安いですよ。さっさと、小浜・京都ルートで話を進めなはれ。Go Aheadでっせ。

