NZ南端でオーロラを迎え撃つ機材 | やる時はやりまっせ!

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ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

 

NZ南端でオーロラを迎え撃つ機材

 

 

2023年8月5日(土)の夕方、天文薄明が未だ終っていない中で撮影したオーロラの写真、それを画像処理していて感じた事があるので急遽連チャンでご紹介しますね。

これまでCanonのAPS-C機を2台とフルサイズのデジタル一眼機を天体改造しましたが、今回 Nikon Z6II を改造し、1年近く使ってみて感じたのは

① やっぱりダイナミックレンジが深いので、もっと早くに新機種を天体改造するべきだった
② レンズも新調したが、これももっと早くに新機種に手を出すべきだった

とまあ、各社の開発メンバーの皆様のご苦労に感謝しつつ、やはり新機種は借金してでも手に入れるべきだと思います。まあこれは「天体・オーロラ撮影」という特殊な状況での話なので、一般の撮影においては筆者ごときの素人が口を挟むべきではありまへん。

上の写真は天文薄明が終るまで未だ20分もある中で撮ったものなので、写真右上に薄明が写り込んでいますが、中央に写っている「大マゼラン雲」辺りが「青っぽい」のは実は最上段に出現する「青色オーロラ」なのです。

その下に紫色、赤色と写っており、最下段がオレンジ色になっていますが、これら全てオーロラです。夕焼けと間違われた方も少なくないと思いますが、ここクィーンズタウンは「水半球」のほぼ中心に位置する為に日没時の太陽、早い話快晴時の夕日は白いまま沈んで行きます。

この写真はフルサイズ・ミラーレス機を天体用に改造し、レンズも「天体用」と唄われているモノを使っているので、Canon機を使っていた頃よりも「撮影が楽」です。オーロラの色がクッキリと浮かび上がりますからね。

NZ時間で今日8月8日の18時頃に、2つの CME (宇宙ガス放出現象)が重なり合って地球に着弾する予報が出ているので、全5機種カメラのバッテリー充電と、レンズヒーター用のモバイルバッテリー5つもフル充電が完了しています。

後はレンズを清掃するかな。ただ天気予報は悪いんやけど。これだけは仕方ないし。