皆既中のオーロラ
2022年11月8日(火)の夜、神様のお恵みか、半径食が始まる前から太陽風磁場の向きが大きく南向きになって来た。
皆既月食が起こったという事は満月なので、「月明かり」の影響で「よっぽど」の事がない限りオーロラは薄くしか写らないが、今回の皆既時間は何と90分間。
昨年の皆既月食では皆既の時間がたったの14分。昨晩の皆既時間はかなり長いと言える。その間にオーロラが出現しないかと太陽風磁場の向きを確認していた。
NZ時間で23時00分頃から赤銅色の皆既になり、周囲が真っ暗になると「予想通り」に南の空に緑色と赤色の2色オーロラが写った。翌朝が早いので適当に撮って、24時には撤収した。皆既は25時前まで続いていた。
撮影は近所の川沿い。街明かりが樹木や山を照らしている光害の中での撮影だが、徒歩で行ける範囲でここまで撮れる。
赤いオーロラの中に逆さまの南十字星が写っている。探してみて下さい。南十字は一つの星ではなく、4つの星が作る十字架の星座でっせ。逆さまの十字架を探してみて下さい。
天体改造 Nikon Z6II HKIR、Techart TZE-02、Sigma 14-24mm F2.8 DG DN、ISO6400、1x15秒