オーロラ、ちょっと出ました | やる時はやりまっせ!

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ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

イメージ 1
 
ニュージーランド標準時の2019年3月12日18時44分(世界時の12日05時44分)、太陽風磁場の向きが大きく南向きになり、太陽風速度も365km/秒から、400キロ強へと早くなりました。
 
小規模フレア爆発の衝撃波は、ほぼ24時間遅れという弱々しいものとなりました。
 
それでもスターウォッチングツアー中の22時26分に、こんな写真が撮れていました。
ツアーの案内に必死で、天体改造 EOS6Dを湖岸に設置し、タイムラプス撮影中の一枚です。
 
月齢6の月があり、肉眼では大変分かりにくかったです。
 
しかし、流石は天体改造機です。赤色オーロラを逃す事はありませんでした。流れ星も写っていますね。
 
スターウォッチングツアーは男性1名、女性7名という女性人気。こういう時は、南十字座の1等星の一つ 「ミモザ」 横に鎮座している 「宝石箱星団」 をお見せして盛り上がりまっせ。
 
女性が好きな星団である。
 

CANONEOS 6D SEO-SP4

CANONEF28mm F2.8 IS USM (F4.0)

ISO6400

25s
タイムラプス撮影の一コマ
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
さてお次は通常のスターウォッチングツアーが終わった後に設けている 「お気軽天体撮影ツアー」 を同じくタイムラプスで撮った中の一枚。
 
撮影地を湖岸から内陸の丘に移し、東の空から昇ってきている天の川の一番濃い部分をメインに撮影出来る場所に陣取った。
お客様は男性がお一人。
 
こんな眩しい星明りに包まれながら撮影を楽しめます。
 
皆さんは 「この写真」 をご覧になって、この明るい背景が一体何なのかご理解出来ないと思います。
 
多くの方がネオンライトと勘違いされますが、この撮影地は街から最高時速100キロの高速を飛ばして25分ほど走った場所なので、街灯も街明かりも全くありません。
 
そう写真の背景が明るいのは
 
「全て星明り」
 
なのであります。山の淵が緑色なのは 「大気光」 の影響です。これオーロラじゃないんです。残念ですが。
 
左手の明るい領域が天の川の一番濃い部分で、この時期は日付が変わってから東の空に昇ってきます。7月には頭の上にやって来て、星明かりで読書が出来そうなくらいに照らされます。
 
そんな環境に身を置くために私は23歳で日本を離れました。今年55歳になるので、かれこれNZ滞在32年目に入りましたでしょうか。
そして過去20年程、昼夜反対の生活を送り、この星空と赤いオーロラの撮影に人生を捧げております。
 
皆さんも、西表島やハワイ島の100倍程星が見える(お客様談) という 「クィーンズタウン郊外」 に出る撮影ツアーは如何ですか?
タクシーで片道110ドル程もかかる場所で撮影します。
 
ちなみに 「星空撮影ツアー」 は、お一人だけの時は140ドル、お二人になると210ドルなのでお一人105ドルになります。タクシー代より安いですよ。
 

CANONEOS 6D SEO-SP4

SAMYANG12mm F2.8 (F4.0)

ISO16,000 (1600とチャイまっせ)

30s
タイムラプス撮影の一コマ