AMDの7000シリーズに続いてIntelの第13世代Raptor Lake-Sが登場し、ベンチマークバトルが繰り広げられています。
AMDの7000シリーズはアーキテクチャをZEN4にして、CPUソケット、PCIeをV5、メモリをDDR5、とほぼ全面的に刷新してきました。
ファブはTSMCの5nmプロセスです。
迎え撃つIntelは第12世代からEコアを倍増し、それに伴ってキャッシュメモリの容量が増えています。
Intel7と言う名の10nmプロセスです。
両CPUともに、最高動作クロックが6GHz目前となっていて放熱や消費電力が心配です。
エネルギー危機が騒がれている中、完全に時代に逆行しています。
相変わらずIntelはマイクロソフトと蜜月なので、Windows11とOSレベルでの連携が行えるような作りになっています。
毎度のことですがAMDは、OSとかこの辺に無関心?です。
AMDはせっかく、AVX-512命令に対応したのですが、どうも100%ネイティブではないようです。
対照的にIntelは、AVX-512命令をサポート対象外としたので、これからこの命令を利用するアプリは尻すぼみになりそうです。
実際にAVX-512命令はかなりの電力を消費しますから、この用途はGPUに委ねるのが正解かも知れません。
AMDは7000シリーズで、グラフィックコアを実装することにしました。
しかし、ノート向けの6000シリーズと異なり、お世辞にも性能を語れません。
あまりにもショボいです。
まあ、Intelのグラフィックコアも前世代のままですから、五十歩百歩ですかね?
各種ベンチマークを見ると、両社は良い勝負をしています。
Intelは前世代のマザーボードがBIOS更新で使えます。
AMDは円安も手伝ってマザーボードの割高感があります。
この時期、Intelの前世代CPUを実装したノートPCを安売りし始めました。
ベンチマークを見る限り、第12と第13では隔世の感があるので、第12世代のパソコンは安いからと言って買わない方が賢明かと思います。
今日もここまでお読みいただきまして誠にありがとうございました。
はっきり言って、AMDには失望しました。
プロセスルールがIntelの半分なのに性能が大して変わりません。
緊張感が漂うIntelと、暢気に胡坐をかいているAMD、アリとキリギリスやうさぎとかめを思わず連想してしまいます。
今日も遅番です。