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11月3日のラジオ体操ライブ配信で、
私が会いたい人に
フットワーク軽く会いに行く理由を
お話しました。
お友達限定でのライブ配信であるため、
全ての方にお伝えはしていませんが、
これには私のチベット体操の師匠、
眞理先生との事が関わっています。
実はこの事は、
4年前の11月に、
アメンバー記事として
ブログに書きました。
だけど今回、
その時の文章と、今思っている事を
公開の形で
書いていこうと思います。
（以下、2017年11月のブログより。）
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かなり昔の歌ですが
私の大好きな歌の中に
ジャニス・ジョプリンの
「愛は生きているうちに…」
という歌があります。
生きているうちに、
もっと愛して、素直に気持ちを伝えよう…
切ない歌声で、叫ぶように歌う
ジャニスの歌を聴くと、
メッセージが益々心を揺さぶります。
こちらの動画で聴いてみてくださいね。
何故こんなことを書いたかというと、
まさにこう思える出来事があったのです。
私が若返りチベット体操トレーナーになる
きっかけを作ってくれたのは、
当時チベット体操協会の
マスターインストラクターだった
私の師匠でした。
師匠とあれこれ話しているうちに
トレーナーになる予定を
うんと先延ばししていた私に
もう免許を取ってみたらと
勧めてくれたのです。
こんなに早い段階でトレーナーになるなんて
全く予想外の事でした。
トレーナーの資格をとって、
レッスンをする場所をお寺の本堂にした事で
お寺でチベット体操レッスンを始めたのは
二年前のことでした。
大阪に住んでいる師匠、
遠く離れているけれどいつも優しく
時には厳しく見守ってくれていました。
ところがある時
SNSをたくさん利用していた師匠が
全くアップをしなくなりました。
何があったのかわからなかったし、
聞くのは余計なお節介だと思い、
敢えて連絡はしませんでした。
それから半年後、昨日の夜、
あるSNSで先生が新たに
自分のことを書いていたことを知りました。
今年の中頃子宮体がんにかかり、
子宮を全摘し、ステージIV。
今は化学療法で治療中だと…
髪も眉毛も副作用出なくなったけど、
帽子をかぶりメイクをして
全く気分は悪くないこと。
髪や眉毛のこと以外は全く支障が無いこと。
そんなふうに書いてありました。
ご機嫌に楽しく日々を生きる…
それが先生の信条だから。
ショックであったけど、
先生はきっと落ち込んでいないだろうと
予測はしたけれど、
私は思いっきり衝撃を受けました。
いてもたってもいられなくて
大阪に向かっていたのです。
本当に突発的な行動でした。
それでもやっぱりいきなりはいけないから
途中で先生にメールを送って
先生のお宅の方に向かっていると伝えたら、
当たり前だけどものすごく驚いて、
途中で待ち合わせて
ものすごく叱られました。
ちゃんと連絡もしないで
冷静でなかった私の態度に
自分勝手な行動だと…
ちゃんと約束すればその日にあったのに…
そう言われました。
恥ずかしいけど冷静に考えれば当たり前。
それでも、先生に会いたかった。
生きているうちに会わなきゃと思った。
そんな気持ちが私を突き動かしたんです。
恥ずかしいけれど…
レッスンでいただいたお金を
少し使って先生にプレゼントを渡して
今度はちゃんとアポイントをとって
会うことを約束して分かれました。
私は大好きだった祖母に
会えない事情ばかりだと周りのせいにして
死の間際に会えなくて
ものすごく後悔した過去があります。
会うことが出来るなら
ちゃんと会おう…
帰り道、こんなメッセージをいただきました。
涙が出そうになりました。
どんなに叱られたって
私はやっぱり師匠が大好きだ。
こんな愚かなことをしたけれど、
若返りチベット体操トレーナーの私に
更にこれからチベット体操を伝えようと
改めて思ったきっかけともなりました。
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この記事を書いたのは
2017年11月。
この3年後の3月。
眞理先生は旅立たれました。
そのことについては、
私はブログで書かせていただきました。
命の恩人
眞理先生は
私が贈ったお見舞いの品を身につけ、
Instagramにアップしてくれました。
眞理先生は本当にオシャレで、
メイクもきちんとされて
闘病中もずっと美しくされていました。
私が最後に眞理先生に会ったのは
この時でした。
新型コロナウィルス感染予防のため、
ご葬儀は家族葬で、
対面することも叶いませんでした。
あの時、ああ書いたのに、
私は結局会いにいきませんでした。
叱られたのが悲しくて、
タイミングを逃して、
闘病のおじゃまになるかと遠慮して。
あまりにも大きな悔いとなりました。
愛は生きているうちに。
今日久しぶりに
ジャニス・ジョプリンのこの歌を聴いて
涙が止まりませんでした。
そして、このブログを
ご近所のスタバで書いていますが、
ルイ・アームストロングの
What's a wonderful would が流れてきて
涙がこぼれそうになりました。
会いたい時に
会いたい人に
会いにいく。
愛は生きているうちに。
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