今回は保有銘柄の中から、総合保証サービスを展開するイントラスト(7113)について、自分の選定基準に照らして整理してみました。
1. 事業内容の将来性
基準:今後数年で伸びそうな事業か? メインは家賃債務保証ですが、単なる保証会社ではありません。介護費用保証や医療費用保証など、高齢化社会のニーズを先取りした「ニッチな保証」を拡大しています。 孤独死や未払いリスクを懸念する家主・病院が増える中、この分野の需要は今後数年、間違いなく伸びると見ています。
2. 業績の成長率
基準:売上高・経常利益の増加率は20%以上か? 直近数年の推移を見ると、売上高成長率は約15〜20%前後。 私の基準である「20%以上」には一歩届かない年もありますが、特筆すべきは利益の安定感。無理な拡大より、質の高い成長を継続している印象です。
3. PER(株価収益率)
基準:PER15倍を下回っているか? 現在のPERは12〜14倍近辺。 グロース株としてはかなり割安な水準に放置されていると感じます。市場からの評価がまだ追いついていない、いわゆる「不人気な優良株」の状態。私好みです。
4. ストックビジネスの有無
基準:ストックビジネスを持っているか? ここは満点です。 保証契約は一度結べば更新料が入る積み上げ型。契約件数が増えるほど、販管費比率が下がり、利益率が向上する理想的なモデルです。
5. 事業の特異性と参入障壁
基準:他社が簡単に真似できないか? 単なる家賃保証なら競合も多いですが、同社は大手管理会社との「オーダーメイド型」の提携に強みがあります。 審査ノウハウや基幹システムが相手方の業務フローに深く組み込まれているため、他社への切り替えコストは高く、実質的な参入障壁になっています。
6. 時価総額
基準:300億円以下か? 現在の時価総額は約200億円〜250億円規模。 私の基準である300億円以下をクリアしており、中長期的な「化け」を期待できるサイズ感です。
7. 利益率
基準:売上高経常利益率が20%以上か? ここがイントラストの真骨頂。経常利益率は30%を超えています。 私の基準(20%)を大幅に上回っており、極めて効率的な経営がなされている証拠です。
8. 社長・トップの魅力
基準:動画等で魅力的に映っているか? 桑原社長のインタビュー動画をいくつか拝見しました。 非常に論理的かつ冷静な語り口で、浮ついたところがありません。実直に「不便を解決する」姿勢は、保守的なサラリーマン投資家として信頼が置けます。
総括
私の選定基準に照らすと、成長率が20%に届くかどうかが唯一の懸念点ですが、それ以外は「高収益・割安・ストック型」という非常にバランスの取れた銘柄です。
派手なストップ高は期待期待できませんが精神の安定剤として、引き続きホールドしていこうと思います。