しなやかに関係を築ける人になる
しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
川西さん、何かよいアドバイスはないですか?
柔道部出身で、高校一年生の子がいるのですが、入学早々、怪我をし手術、入院 その辺りから不登校になり、今、辞めようか?編入しようか?という状況になっています。私も一度話をして、その後は両親から余り刺激しないようにということで会ってなかったのですが、昨日、お母さんとLINEをしたら、あれから進展が無いようで・・・。今度会って話をしてみようと思うのですが(話の内容も無いのですが)川西さん、何か良いアドバイス無いですか!?
現状のお母さんの分析(LINEより) ↓↓↓
迷ったのですが……。 本人の精神状態をお伝えします。 他人の視線が全部自分を見てると感じる、特に同年代の子から。自分に自信がない。頭も悪い、太っているから。楽しそうな人を見ると、イラつく。
現実逃避しなければ、ストレスが溜まるので、楽しいことをする、嫌なことは考えない。なので、家族や先生から現実的なことを言われるとイライラが止まらなくなって、誰も信じられなくなり嫌いになる。そうなると、すべてを人のせいにします。誰とも会いたくないと引きこもって、ゲームする。優しくしてくれる、理解してくれる人にだけ、しゃべりたい。
膝のほうは、ウォーキングもたまに誘うのですが、現時点では20分も歩くと膝がガクガクしてフラフラする状態です。柔道は恐怖心のほうが強くて、あきらめているようです。
H先生のことも嫌いです。本人のなかでは信用出来ない先生になっています。練習では指導してもらえず、ケガした時は道場で寝ていたから。
こんな病的状態です。気分が悪くなると、何を言っても逆らいます。気分が良くなるように、そのつど黙って愚痴を聞いて、褒めるとこなくても褒めて、頑張ってると認めながら、聞く耳がみえて来たら、考え方の軌道修正してはのこの数ヶ月でした。なので、難しい状態です。
長くてゴメンなさい(ー ー;)
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ケガをした子どものお母さんから
相談者さんは信頼されていますね。
今、子どもに必要なのは、
何か役にたつ良いことを言う人ではなく、
子どもの心を理解しようとする人の存在です。
もし会うことができれば、
言動や様子をしっかり観察してくださいね。
親や身近な人が話しが聞けない場合、
話が聞ける専門家に頼むことです。
それと身体の状態も診てくれ
安易に薬を出さない信頼できる医者。
川西のクライアントであれば紹介して
身体的な異常はないかチェックしてもらいます。
脳のアレルギーや
ホルモンの異常でなる場合もあるからです。
信頼できるドクターとは、、、、
なぜホルモンの異常が起こるのか
そこまで突き止めてくれるドクターを
私は紹介しています。
身体に異常がなければ。。。。。。
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ケガも不登校もH先生も
恐怖心も本当の問題ではない
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ケガをしたからと言って
皆が不登校になったり、
恐怖心がでるわけではないですよね。
恐らくケガもH先生も恐怖心も
本当の問題ではないでしょう。
体重管理ができずに太っている場合は、自己表現ができていないことによるストレスである場合が多く、自分のことが分からず、人に私を伝えることができない状態が続いていると思われます。
例えば。。。。
>家族や先生から現実的なことを言われるとイライラが止まらなくなって誰も信じられなくなり嫌いになる。
→なぜイライラするのでしょう?
そんなこと言われなくても現状は分かっているからです。
現状は分かっていても
自分の感情や
本当は何を求めているのか
本当は何が大切なのか
それが分からないのです。
言われたい言葉はそんなことじゃない!と
イラついています。だから誰も信じられない。
大人はなぜ現実的なことを言うのでしょう?
現実が見えていないから行動ができないと思っているのではないでしょうか?
現実が見えていない、心が弱いからだと思っていませんか?
じゃあ心って何?
心は何のことを言うの?
心を示すものは何?
心を無視しているのは誰??
周りが躍起になって子どもの心を観ず、落ち込んでいる状態をあげようとする、そして機嫌をとろうとすればするほど抵抗するのは、自分の心を無視されて大人がコントロールしようとする。。。。人は外部コントロールを嫌うからです。
>気分が悪くなると、何を言っても逆らいます。気分が良くなるように、そのつど黙って愚痴を聞いて、褒めるとこなくても褒めて、頑張ってると認めながら、聞く耳がみえて来たら、考え方の軌道修正してはのこの数ヶ月でした。なので、難しい状態です。
親として私はこんなにやっている。
こんなにやっているのに子どもは変わりません。
ということですね。
これをするからこのままの状態なのです。
でも対応の仕方なんて知らなかったですよね。
良かれと思って、ほぼ反対のことをしています。
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今、困っているのは誰?
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気分が悪いのは、どっちが困ってる?
子どもが困っている時に親の考えを伝えようとしていませんか?
子どもの心を解読していますか?
愚痴ばかり言っててもしょうがないででしょ。
と思ってしまい、しっかり聞けていないのではないでしょうか?
褒めたら自信ができて気分が変わると思っていませんか?
頑張っていることにフォーカスしたら自信が回復すると思っているのではないですか?
今の考え方ではダメだ、そんな考え方ではこの先どうするんんだ!と言って
今の状態をちゃんと見つめようとさせていないのではないでしょうか?
気分を変えようと躍起になり、
こんなことをしてあげたらいいのかな、
こう言ったらいいのかな、
そうやって先回りしてお膳立てしようとするから、
自分のことが分からなくなっているのです。
今は自分の気分を変えてくれるのは自分ではなく
他のものや他人だと思っている。
誰かが自分の気分を変えてくれる。
そう感じさせている対応をしているから
今を感じることができなくなるのです。
自分を見つめて自分を味合わないといけないのに、人の言うことに反発しないといけない言葉をかけられ、視点がいつも自分ではない他人に視点が向くような接し方をされているから先に進めないのです。
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じゃあどうするのか!?
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今のネガティブな状態をしっかり味あわせてあげてください。
できれば彼の奥の氣持ちが聞けるアクティブリスニングができるといいでしょう。
そのためには
彼はどんな氣持ちで日々を過ごしているのでしょう?
彼はどんなことが言いたいのでしょう?
彼の心の叫びは何でしょう?
今はこう思ってるんだよね。
今はこう言いたいんだよね。
今はこんなことが気になるんだよね。
彼の心の声を聞いてあげてください。
しっかり味わえるように聞いてあげてください。
もうこんな状態は充分だ!先に進みたい!
今をしっかり味わえれば
人は先に進みたくなりますよ。
子どもをどう支えたいのでしょう?
本当に子どもの心を考えていますか?
大人の私がこんなに思って
色々していることを分かってよ!
となっていませんか?
人が悩んでいる時は最初は人のせいにするのです。
それが言い尽くせたら本当の氣持ちにフォーカスできます。
本当はストレス発散ワークをさせてあげたいぐらいです。
けどね。
子どもが困っていたら聞く!(アクティブリスニング)
心を聞く!!
これだけで充分なんですよ。
但し、身体に異常がなければ。。。。
健闘を祈ります!!