ストレスマネジメント
コミュニケーショントレーナー川西未来子
人間関係、あ~だこ~だと考えて悩み込むなら
考えの整理の仕方を知るとラクになるよ^^
内容を分析して話しを見極めていきましょう。
分析ポイントは、
今、この瞬間
誰がイヤ・困っている?のか
その対応として
聞く場面?なのか伝える場面?なのか
ポイント三つでいいんです^^
要は、
今、誰が一番困ってる?それ本当?
相手が困っていたら・・・聴く
私が困っていたら・・・伝える
を整理していきます。
これね~~~難しいのよ(;^_^A
本当は誰が困ってる?って
親は、どうしても抱え込んでしまうの(→o←)ゞ
これを知っていると、
お仕事場面だと
コンサルタントや
部下の指導をしている人もいいんですよ。
例えばこんな感じです。
==ここから================
この方には、18歳の娘さんがおられます。
自殺行為や援助交際を時々してしまうので
親としてハラハラしてしまうんですね。
コミュニケーションの講座も学ばれて
徐々に関係は回復していますが
先日こんなメールが来ました。
そして、ここには書かれていませんが
メールの発信者は、
全然ダメ、私達は前に進めていないと言われます。
こんな時、安易に
「大丈夫よ」とか
「明るいほうに思考を変えて」などとは言いません。
メール内容を抜粋して
ブロック毎に分けて説明してみますね。
娘さんはママの職場で働くことになりました。
歓迎会をしてもらったようです。
≪Aブロック≫
先日歓迎会があり、その歓迎会が苦痛だったようで
下記のようにブログに書いてました。
この時、ラインでフォローをしましたが、
その時の返信で、
こういう時、自殺行為や援助交際をしてしまう。
今日はちょっと我慢してブログに書いた。
と言ってました。
≪Bブロック≫
こんなこと、普通にあるよ~~って私は思うのだけど、
彼女にとっては、普通ではないのでしょう。
0か1か、イエスかノーか、白か黒か。
そんな世界に今はいるのだなぁっと感じました。
≪Cブロック≫
娘は心療内科の薬に頼っているのが
私は気がかりで、
≪Dブロック≫
考え方を変える工夫や、見方を変える工夫を
日々重ねて欲しいなぁって思っているのですが、
そういう話は、受け付けてもらえていません(^^;)
なので、まずは私がそういう見方ができるようにしよう!!とか
思ってみたり…
それがかえって私のプレッシャーになったり…(^^;)
===================
娘さんを花ちゃん、親をママさんにします。
Aブロック
歓迎会が苦痛だった花ちゃん、ブログに記事を書きました。
この場面、
花ちゃんが困っていそうでしょ
でも、親の心の中ではママさんが困っています。
花ちゃん、確かに歓迎会で
イヤだ困った気持ちになっています。
でもね、この子はちゃんと
自分の気持ちを自分で処理するようにブログに書けたんです。
自殺行為も援助交際もしていません。
それとイヤなものはイヤだと表現できました。
しかも
こんな時、したくなるんだよね~って
親に正直に気持ちを言っています。
それを言われてママさん、
困ったなあ~という気持ちになったんでしょうね。
親なら思うのかな。
Bブロックで
ママさんは普通にこんなことはあるから
大したことではないと思えたらいいのに
と思っています。
ママさんにとったら、
そう思うことで心がラクになるのでしょうね。
でもこれ、
自分のイヤだと思う気持ちを
ごまかすことになるんです。
本当にラクになれるならいいんだけど
そうじゃないみたいですよ。
ということがわかるのが
Dブロックの言葉なんです。
自分でもプレッシャーになると言っている。
薬のことが心配だから
考え方を変える工夫や、見方を変える工夫を
日々重ねて欲しいと余計に思うのでしょう。
でもCブロックの花ちゃんにとっては
薬を飲むことで今は安心なんです。
だから困っていない。
そのままを見る
そのままを愛する
って
相手がイヤとか困っている状態でなければ
困っていないのだと判断して対処すること
でもあるんです。
そして
相手がイヤとか困っている状態のときは
相手の気持ちを解読するように聞くのです。
アドバイスはしない!!
親の心の中に、
そうじゃなくって!!
という気持ちがあると
ついアドバイスや説教や提案をしてしまう
良かれと思って言うのよね・・・親は
早く立ち直って欲しいと思うから
でもそれは
相手を否定することになるんです。
そんなつもりはないでしょ
でも実際は、
あなたは間違っている
あなたの考えは正しくない
そんなあなたではいけない
と否定を伝えることになります。
否定が続くと
いつまででも自信がつかない(→o←)ゞ
コミュニケーションの仕方を知らないと
してしまうのよヽ(;´Д`)ノ
ママさんは思ったけれど
口には出していないの
今は、言ってはいけないと
判断できたんです。
間違っていることは
教えてあげないといけないと!!
と、思いますか?
こんな風に考えた方がいいとか
考え方を変える工夫や、見方を変える工夫を
日々重ねて欲しいなぁ
というのはアドバイスであり
価値観を教えることになる
価値観を教えたいときは
二人の間に
イヤな感情や困ったことがないときに伝える
相手がイヤだ困ったと思っている時に言うと
それは逆効果になるんです。
否定されると
いつまででも自信が持てない(><;)
自信が持てなくて
また同じように失敗(親からみた)を繰り返すの
そんな私を認めて欲しい
と言わんばかりに
子どもに自信を持たせるというと
何かに挑戦させたり
成功したりすることが自信になると思うでしょ
子どもが何かよくない行動をすると
過去の対応で悪かったんじゃないか
小さい時に愛せていなかったんじゃないか
って過去に戻る人もいるけれど
子どもは
今を見て欲しいの
今を認めてくれたら
それでいいのよ
失敗やネガティブなことも
そのまま、
それでいいよ。
そうだね、
そういうこともあるよね。
そこからどんな行動をするのか
見ているよ。
あなたはそこから学んで出来る人だもの
信じてるよ。
それが、
そのままを認めるということ
これが、
人を信じるということ
認められた人
信じられた人は、
必ず自分の足で歩けるようになる
人は挑戦する前に
そのままの自分で大丈夫!!
という地盤がいるんです。
地盤が出来てからこその挑戦、
やる気なんですよ(^_^)v
外に出ると成功することを求められる
上手く出来ることを求められる
失敗をも認めてくれる場所がいるんです。
家がいるんです。
親がいるんです。
そんな場所が必要なんです。
ママさん、あなたは出来ている
普通は・・・子どもは言えないよ
嘘をつく
こんな時、したくなるんだよね~って
あなたに言えている
言える人になれているじゃない
これは凄いことなんだよ。
自信をもっていい。
確実にいい方向にむいているよ。
ちなみに、このコミュニケーションの方法は
法務省から良い親子関係を築くために~の
ハンドブックに掲載され推奨されています。
下記がハンドブックです。
http://www.moj.go.jp/content/000121562.pdf
あと一点、
ちゃんと花ちゃんが教えてくれている
自分の気持ちに嘘をつく
考え方を変える工夫や、見方を変える工夫は
しなくていいの。
いい人にならなくていいの。
まずはイヤなものはイヤと判った時、
次にアクションを起こすことができるんです。
(これは、対面のほうがいいので割愛しますね)
それをしないで
考え方を変える工夫や、見方を変える工夫には
ムリがでてくるんですよ。
ムリしたらしんどいの
そんなことしなくていいじゃんって
花ちゃんが教えてくれている。
プレッシャーになるんだもん。
そんなこと止めときましょう^^
今で充分出来ている自分を
まず認めてあげて下さいね。
考え方を変える工夫や、見方を変える工夫を
しなくていいと言っているのではないんです。
したほうがいい時としなくていい時の
見極めをしたほうがいいんです。
そのほうがラクになるから^^
こんな時はどう見極めていったらいいのか?
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