燃え尽き症候群は 一生懸命に働き過ぎて起こります。
ハードワーカーな人に多いようです。
一時期頑張って「あ~燃え尽きたわ~」とは少し違いますよ。
燃え尽き症候群は 看護師の職業病とも言われています。
自分の限界も省みずに働いて・・・
理想と現実のギャップにも悩み それでも理想に燃え
なんとかしなければと、また一生懸命働き・・・
休むことを忘れ 休むことを罪悪と考え常に動いています。
そのうち心と体が悲鳴をあげて動けなくなるのです。
体が疲れるというよりは 心が疲れているので回復に時間がかかります。
またそうなってしまう心に、くせのようなものがある人もいます。
使命感も責任感も義務感もあり、ポジティブで建設的で
有能な人が多いのです。
働いた分だけ仕事での評価も高く、『できる人』でもあります。
看護師は燃え尽きてしまう人が多いから気をつけないとダメよ
と言われたのは看護師になりたての頃です。
ですが気付かないうちになりかけていたような気もします。
(有能かどうかは置いておいて下さいね(^▽^;))
そんな時に色と出会い、
色の世界を知り、燃え尽きずにすんだことがありました。
なので、仕事にしています。
そして今、このことを思い出しているのは
来月に 看護師さんのセミナーを二件控えているからです。
ひとつは新人看護師さん
ひとつは中堅の看護師さんです。
でもね、この燃え尽きてしまうと言うこの傾向は
看護師だけではないと思うのです。
援助職と呼ばれる方と子育て中の親もそうだろうなあ~と思うのですよ。
援助職というのは 医療、看護、介護、福祉、教育関連、
現在では、臨床心理士、カウンセラー、セラピストとして活動されている方
いわゆる人を相手に仕事をされている方です。
人が相手なので、結果がよければ感謝はされますがそうでないことも
しばしばあります。そんな時、自分を責めてしまうのです。
自分に能力がないせいではないのかと
自分がもっと相手のために何かすればいいのではないかと思ってしまう。
子育て中だと、私がもっと気にかけて勉強をみてあげれば
この子はもっと力が出せるはずだ!とか
私がもっと応援すればこの子は頑張れるはず、やる気を失っているのは
私の親として能力が低いせいだと思ってしまう。
そして今まで良い結果がでていたものがそうでなくなる
自分が頑張れば頑張るほど相手の結果が出せず
イライラし自己否定し投げやりになり私ではダメだと気落ちする。
あのお母さん頑張っていたよな~とか
看護師さん達に 楽になってもらえるような講座にしたいな~とか
思いながら本屋に行きました。
そしてこの本に出会いました。
- 仕事で燃えつきないために―対人援助職のメンタルヘルスケア/水澤 都加佐
- ¥1,523
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いろいろ印象的だったのですが このフレーズが『もえつき』を
端的に示しているなと思いました。
それは
『もえつき』の代表的な症状でもある『自己否定感』や『無力感』を考えると、
あなたの中で『もえつき』てしまったものは、『自己肯定感』と『自己効力感』
ではないでしょうか?
です。
自己効力感とは、「自分にはこの仕事をやっていくだけの力がある」という
自分の力を信じられる気持ちです。
自己肯定感とは、「自分をありのままの自分でよいのだ」という
自分を肯定する気持ちです。
これらの二つの気持ちは、仕事をしていくうえでとても大切な足ががりになります。
ということですが、仕事だけではなく生きる上で大切なことですよね。
『自己肯定感』と『自己効力感』
そして 自分のことがなおざりになりやすいので
おしゃれを忘れます。
気付いたら同じ色の服ばかり着ているとかね。
だから『おしゃれ心』も大切
人の援助をしている人は 自分が援助されることが苦手だったりします。
人に助けを求めることは恥ずかしいことではないですよ。
逆に自分の限界を知って、人に頼むことが出来る人のほうが
成熟しているともいえます。
どうしたら燃え尽きないですむのか!?
どうしたらイキイキとしていられるのか!?
どうしたら人のことも援助しながら自分を大切に生きられるのか!?
そして自分らしく生きるとはどういうことなのか!?
これが大切だ!ということはある程度わかっているつもりで
仕事としているのですが、それでも いつも模索しているともいえます。
欲があるので・・・・もっといいものをボチボチ・・・・楽しく、美しく
そんなことをず~と考えながら日々を暮らし、仕事しているな~
と思っています。
今日は午後から仕事ですね~
昨日は息子の文化祭を夫と共に見に行きました。
夫が子どもの行事に参加するなんて初めてですよ。
人は変わるのですね~
今日も楽美な一日となりますように