足りないものを数えるより 有るものを数える
無いものねだりをするより 有るものを活かして欲しい
私がよく使う言葉
どうして使うようになったのか
それはね
子どものお蔭
息子のアレルギーが発覚したのは8ヶ月
牛乳が一滴皮膚に触れただけで蕁麻疹がひろがった
『この子はほっといたら死ぬな』って思った
だから受診した 私が働いていた診療所に
その結果
肉(牛・豚・鳥)ダメ 魚(いわし・かつお・さけ・まぐろ・ぶりets)ダメ 牛乳ダメ 卵ダメ 大豆ダメ 米ダメ 小麦ダメ 雑穀ダメ 油ダメ トマト・たまねぎ・ピーマン・・じゃがいも・さといも・ながいも・ほうれん草ets
香料・農薬・たばこ・ダニ・ほこり・花粉(パンジー・菊・ブタクサ・すぎ・ひのきets)動物の毛(羊毛・絹・ねこ・犬・鳥ets)ets・・・
ありとあらゆるものがダメ
数えたらきりがない・・・・
何を食べたら・・・・
息子はさつまいも・大根・白菜・にんじん のみ
離乳はほとんど無理
ないものに目を向けると苦しくて 苦しくて
こんな体の子を産んだのか 私は!!! って
私は知っていたはずだったアレルギーのこと
予防してたはずだった なのに・・・
恥ずかしいことをした 看護師なのに・・・
この頃は自分を責めた
そして とことん落ち込んだ
ごめんなさい ごめんなさい もっと気をつけていれば
ごめんなさい ごめんなさい 私が悪い
でも 責めたところで
ないものを悲嘆したところで
この子は 良くはならない
だから 止めた
ないのもに目を向けるのを
だって 前に進みたい じゃない
それでも この子は生きていてくれる
息をして 手を動かし 立とうとしている
ならば
さつまいもが食べれる
大根・白菜・にんじん・キャベツが食べれる
足りないものは母乳で勝負だ
私がやる 私が食事療法をやる
ぎりぎりまで 母乳を飲ませるのだ と決める
あるものに目をむけると 見えてくる
さごやし粉が食べれる 果物も食べれるものがある
旬の野菜でアクが強くなければ食べれる
Aカット米なら一日に一回食べれる
なぜか甲殻類はOK
さすがに醤油がダメなのはきついが 塩は食べれる
代替食品も結構ある
こんなに食べれるものがるじゃないか
ちょっと気が楽になった
先の不安はあるけれど
ひとまずは
足りないもの ないものに目を向けるのは止める
ないものを悲観して動けないより
有るものに目を向けて 今出来ることをする
足りないものに目が向けれるのは
足りないものが数えられるからじゃないだろうか
と思ったりする
そういえば・・・
独身の頃
もうちょっと胸があれば とか
O脚じゃなかったら とか
出っ歯が とか
物事を知らん・・・とか お金が・・・とか
言ってたなあ~
足りないものに目を向けて
それでも 歩き出せるならいいよね~
でも 有るものに目を向けていると
いつの間にか 足りないものが減っていることもあるよ