ハザードスイッチのウインカー側は、導通があっても、接触状態が悪いことが判明。
残念なことに、今日現在代替品は見つかっていない。
このままでは、たとえ天候が良くても、308を走らせることが出来ない。
どうしたものかと思案していたら、良い考えがひらめいた。
スイッチがだめなら、これと同等の機能を有する部品で代替すれば良いのでは。
回路図からすると、独立した2系統になっていて、レバーの向きを変えることによって交互にオンにならなくてはならない。
2回路のリレーなら可能だ。
そう言えば、何年か前に家庭用エアコンの修理用に、秋葉原で購入した物があったはずである。
当該エアコンは、ねこを飼い始めた時に入れ替え後廃棄したので、デッドストックになっていた。

接点も大きな物がついている。
電流容量も、十分なようだ。

赤をハザード回路、黄色をウインカー回路にすることに。
上の2つの端子は、駆動用コイル

ヒューズボックスから来ているハザード側の電源から、プラスを分岐し、ハザードスイッチのハザード側入力へ。
シガーライターのアースから、マイナスを分岐し、リレーの一方のコイル端子へ。

ここまで出来たら、リレーの動作確認。

そうそう、代替品を探すために、スイッチの取り付け部分の直径を測定しておかなくては。

スイッチパネルの取り付け穴の径は、

ここまでくればしめたものである。

出来たら、動作確認。
ハザードスイッチをオンにすると、ハザードリレーが「カチッカチッ」と動作し、


※308キャブの場合、構造上ハザードのランプとインジケーターは交互に点滅する。
次に、ハザードスイッチをオフにし、イグニッションスイッチをオンにし、ウインカーレバーを操作すると、ウインカーリレーが「カチッカチッ」と動作し、




最後に、もう一度動作確認。
ウインカー側はバッチリだが、ハザード側は時々動作しないことがある。
やはり、ハザード側も接触に問題があるようだ。
最終的には、ハザードスイッチを新品に取り替えた方が良さそう。
ちなみに、今回の方式では、ハザードスイッチが完全にダメになっても、リレー接点でウインカー回路は導通するので、ウインカーが点滅しなくなることはない。
また、スイッチ本体には、コイル励磁用の微弱電流しか流れないので、スイッチの接点が焼損しにくくなり、ロングライフ化が可能である。
続く