ウインカーが点滅しない その4 | フェラーリ308GTB と ねこ のブログ

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ハザードスイッチのウインカー側は、導通があっても、接触状態が悪いことが判明。

残念なことに、今日現在代替品は見つかっていない。

このままでは、たとえ天候が良くても、308を走らせることが出来ない。

どうしたものかと思案していたら、良い考えがひらめいた。

スイッチがだめなら、これと同等の機能を有する部品で代替すれば良いのでは。

回路図からすると、独立した2系統になっていて、レバーの向きを変えることによって交互にオンにならなくてはならない。

2回路のリレーなら可能だ。

そう言えば、何年か前に家庭用エアコンの修理用に、秋葉原で購入した物があったはずである。

当該エアコンは、ねこを飼い始めた時に入れ替え後廃棄したので、デッドストックになっていた。

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探したら、すぐに見つかった。

接点も大きな物がついている。

電流容量も、十分なようだ。

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端子配置

赤をハザード回路、黄色をウインカー回路にすることに。

上の2つの端子は、駆動用コイル

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早速、配線道具一式を車内に持ち込み、作業開始。

ヒューズボックスから来ているハザード側の電源から、プラスを分岐し、ハザードスイッチのハザード側入力へ。

シガーライターのアースから、マイナスを分岐し、リレーの一方のコイル端子へ。

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ハザードスイッチのハザード側出力から、リレーのもう一方のコイル端子へ。

ここまで出来たら、リレーの動作確認。

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ハザードスイッチをオンにすると、リレーが「カチッ」と動作した。

そうそう、代替品を探すために、スイッチの取り付け部分の直径を測定しておかなくては。

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14ミリ

スイッチパネルの取り付け穴の径は、

イメージ 7
14ミリ

ここまでくればしめたものである。

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後は、リレーの端子にハザード回路、ウインカー回路のコネクタを差すだけ。

出来たら、動作確認。

ハザードスイッチをオンにすると、ハザードリレーが「カチッカチッ」と動作し、

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ハザードが点

イメージ 10
滅。

※308キャブの場合、構造上ハザードのランプとインジケーターは交互に点滅する。

次に、ハザードスイッチをオフにし、イグニッションスイッチをオンにし、ウインカーレバーを操作すると、ウインカーリレーが「カチッカチッ」と動作し、

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ウインカーが点

イメージ 12
滅。

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ハザードスイッチを取り付け、新しいリレーを押し込み、

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スイッチボードを元通りにして、2本のネジで灰皿を取り付ける。

最後に、もう一度動作確認。

ウインカー側はバッチリだが、ハザード側は時々動作しないことがある。

やはり、ハザード側も接触に問題があるようだ。

最終的には、ハザードスイッチを新品に取り替えた方が良さそう。

ちなみに、今回の方式では、ハザードスイッチが完全にダメになっても、リレー接点でウインカー回路は導通するので、ウインカーが点滅しなくなることはない。
 
また、スイッチ本体には、コイル励磁用の微弱電流しか流れないので、スイッチの接点が焼損しにくくなり、ロングライフ化が可能である。
 
続く