COテスター不調 その1 | フェラーリ308GTB と ねこ のブログ

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先日BXのエンジン不調のトラブルシューティングでCOテスターを使用した後、パージ運転しようとしたら異常に気づいた。
 
この種の排気ガステスターは測定終了後、内部を清浄化する為に30分程度ポンプを作動させる必要がある。
 
これをパージ運転という。
 
いつもなら、連続的な「ジー」というポンプの作動音がするのだが、この時は「ジーッ、ジーッ」と断続的になっていた。
 
排気ガス測定モードでも同様である。
 
これは困った。
 
これでは、排気ガスの吸入が滞り、正確に測定出来ない可能性がある。
 
どこかで、接触不良が発生しているかもしれない。
 
回路図がないので直せるかどうかはわからないが、とりあえず蓋をあけて内部を調べてみることにした。
 
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最初に基板間のコネクタをはずし、接点復活剤を軽く吹きかけ接点のリフレッシュを行う。
 
コネクタを元通りにして動作確認するも全く変化なし。
 
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次に、ルーペを使用して、ハンダが劣化してはがれかかっている部分がないかを確認。
 
一箇所ポンプへの配線コネクタの足がぐらぐらしているのを発見。
 
ハンダごてで修復する。
 
再度動作確認するも変化なし。
 
ポンプリレーの接点の接触不良の可能性もあるので、接点間を直結にして作動させてみる。
 
これでも、変化なし。
 
やっぱりダメか。
 
夜も遅かったので、あきらめて就寝。
 
念のため、朝起きて動作確認してみると、なんと正常に戻っていた。
 
思い起こせば、前回使用してから何日かの間、COテスターを車庫に置きっぱなしにしてあった。
 
今は梅雨時で、車庫の中はかなり湿度が高い状態になっているだろう。
 
基板あるいはパーツに湿気が充満していてもおかしくない。
 
湿気によって動作不良を起こしていたのではないだろうか。
 
COテスターを分解していた部屋では、すぐ近くに除湿機があり常時稼働している。
 
蓋を開けたまま一晩放置してあったので、湿気が取れ正常動作するようになったものと推測される。
 
しばらくは、様子をみる必要がありそうだ。
 
※ポンプリレー基板は修理の為に取り外して位置をずらした状態、本来は中央下部についている