らくの歯の具合がよくないことは、前からわかっていました。
病院に連れていったときに1本
自分で爪でひっかけて抜いてしまったのが1本、
また別の病院でも1本抜けて
何より歯石がひどいのと、
口臭もありました。
最初に病院に連れていった時
その病院では初めての診てもらう先生だったので、
やんわりと「歯石とったほうがいいですよね～」と
聞いてみたら
「歯石よりもまずはダイエット、それからですね」
と言われ、
ＨＰで歯石取りをうたっているところなら、と連れていった別の病院では
「11歳にしては汚い」
「今、歯石を取るとほとんどの歯が抜けることになる」
「11歳なので全身麻酔は・・・」
と口の中が痛いだろうからと、痛み止めの注射しかしてもらえず
私は私で、
「ほとんどの歯がなくなるかも」という事実がショックなのと
11歳ではもう何もやってもらえないのか、というショックで
ならば、私が守る！私が何とかする！
と今まで口内ケアにいそしんできたつもりでしたが
2,3日前から大好きだった煮干しを食べなくなり
（たぶん痛くて食べられない、というのが正解）
もう一度、別の病院に行ってみることにしました。
歯が抜けてから右側でしか食べなくなったり、
口を開けたらなんだか奥が赤くなってたり、
歯石もひどくなってきてるような気がしたし、
本当は煮干しを食べなくなった云々よりも前に
ちゃんと兆候はあったのに、
気のせいだと思いたかった。
口内ケアしているんだから大丈夫だと思いたかった。
でも現実はそんなに甘くありませんでした。
今日行った病院で、
歯石がかなりひどくついていること、
歯石をとっても歯がぐらぐらするから痛いこと、
歯石をとったら、歯茎が盛り上がってきて状態がよくなることもあるが
そんなレベルではないこと、
歯が折れているところがあって、根っこが腐って膿が出てること、
抜いてあげた方が痛みはなくなること、
丁寧に説明してもらいました。
年齢的な面でリスクがないわけではないけれど、
私も先生も抜歯した方がいいと、日程を決めて帰ってきました。
口内ケアの重要さはよくわかっていたつもりでした。
やってたつもりでしたが、甘かった。
なかなか口の中を触らせてくれないらくまるに、
「ま、いいか」と手抜きだったこともあります。
やり方が十分でなかったのか、やり方が違っていたのかもしれない。
病院に断わられても別の病院を探すこともできた。
別の方法を探す、別の方法を試してみることもできたはずなのに
「かわいそうだから」
と最終的に一番かわいそうな思いをらくにさせてしまいました。
ごはん食べるから、と安心してたけど
本当はものすごく痛かったんだろう。
本当にらくには申し訳ないことをしました。
方法は一つじゃない。
自分のやり方や考えに固執するのも危険。
柔軟に対応すること。
望む結果が得られるまで、決してあきらめてはいけない
とらくが身をもって教えてくれました。
正直、落ち込んでいます。
でも落ち込んでも仕方ない、
落ち込んだところで、らくの歯はよくならない。
まだまだ一緒に元気で楽しく暮らしたいから、
これから頑張る！
私のこの経験が誰かの役に立つといいな、と思います。
そして、そんな痛い目にあう子がいませんように、と切に思います。