人生に傾聴を!

こんにちは、遠藤さおりです。


今日は

ちょっと小難しいことを。


傾聴は

カール=ロジャーズ

という

アメリカの心理療法家が

提唱した来談者中心療法という

カウンセリングのベースとなるもの。


そして

カール=ロジャーズの心理学は

『人間性心理学』

と呼ばれるものです。


なので

傾聴を深く学ぼうとすると

人の心の動きも

学ぶことになるんですよね。


専門用語でいうと

・投影

・自己受容

・自己肯定感

・承認欲求

などなど。


話し手側の心のしくみ

みたいな話は多いですが

心のしくみは

当然

聴き手自身のなかでも

起こることです。


人の話を傾聴するとき

聴き手側に

こういう

心のしくみがあるんだなぁ

と知っておいてくださいね。



今日は

『承認欲求』

について

話したいと思います。


(「マズローの5段階欲求説」

を参考にしてみてくださいね。)



承認欲求は

誰にでもあって

他人から認められると

嬉しいですよね。


承認されたい欲求が

満たされるわけです。


他人から認められるのも

嬉しいのですが

いつも

他人が認めてくれるとは

限りません。


とすると

自分自身が

自分のことを

どれだけ

承認しているか

ですね。


承認欲求が

傾聴する時に

どう関係してくるか

というと


聴き手自身に

他人からの承認欲求が強すぎると

相手に気づいてもらったり

喜んでもらえることで

自分に価値がある!

話し手からの

承認を得たくなるんですね。


相手が笑顔に

なってくれることを

目的としてしまいます。


すると

気づかせたい!

アドバイスしたい!!

なります。


傾聴すると

必ずしも

笑顔になってくれるとは

限らないんですよね。


人の役に立たない自分は

自分に価値がない

と思ってしまいます。


相手からの

承認ないと

ずっと

自分の価値が

認められなくなります。


では

何をしていくか

というと

普段から

他人からの承認ではなく

相手の

役に立とうが

立てまいが

わたしには

「価値がある」

自己承認していきます。


すると

傾聴している時も

穏やかに聴けるんです。


ここはよく

自分が

満たされていないと

他人を

満たすことが出来ない

と言われるところですね。


「自分はそれほど

役に立つわけでは無い。


傾聴していて

相手が気づいたら

たまたま気づける時だっただけ。


もし

気づかなくても

今は気づけない、

もしくは

気づきたくないところに

いるんだなぁ」

そのまま相手を理解します。


気づかない相手のことも

そのまま

承認ができますね。


そのまま聴くというのを

傾聴するとき大切します。



もちろん

人の役に立ちたい

という思いは

悪いわけではありません。


それを

無意識に

自分を承認することに

使おうとすると

苦しくなるよ

ということでした。



それでは

明日は

「投影と傾聴の関係について」

です。


ご興味があれば

読んでくださいね!


そんな感じで、また。




(ご案内)

聴く人がラクになる傾聴』は

傾聴1日講座で学んでいただけます。

 

傾聴1日講座クリック

 (翌日の実用編とセット割引あり)

2024年
4月27日(土)大阪天満橋
5月25日(土)大阪天満橋
6月19日(水)大阪天満橋

オンラインはリクエスト開催となります。