スライム「何度か話に出したことのある、フリーソフト紹介サイト・林檎の木 (http://ringonoki.net/) のNewtonさんが、ブログで林檎の木の閉鎖をお知らせ (http://notwen.hatenablog.com/entry/2017/03/30/233823) されていたのでね、僕も改めてブログ閉鎖について考えておくのも大事かなぁと」


オプーナ「スライムさんは、Newtonさんの書く文章が大好きだとおっしゃってましたね」


ス「でもブログは続くらしいから、それは良かったね。ただ、ブログ記事で引用されている『サイト閉鎖に備えよう』(リンクはNewtonさんのブログですが、元々は林檎の木の中の林檎の日記 (http://ringonoki.net/ringolog/201202/) の記事だったはずです) によると、林檎の木のコンテンツは全部削除してしまうということか。
   あの素晴らしいフリーソフト紹介文がなくなってしまうのは非常に惜しい!もったいない!」


オ「しかし、それはNewtonさんのされた選択なので、尊重すべきですね」


ス「そう…消えるには惜しい超面白オススメ紹介文を、Webのもくずと消えてしまわないよう、コピペして、紹介という形でここに残しておこうかとも思ったけど、それは無粋なのでやめておくことにしたよ」


オ「閉鎖はサイト開設16周年にあたる、来月2017年5月7日とのことなので、閉鎖前に紹介文を読み直して、自分の血と、肉に、記憶として刻んでおきたいですね」


ス「まぁ、削除されてもWebアーカイブとしてどこかに残るんじゃないかな、って気もするけど、そんなことはないのかな?」


オ「どうなんでしょうね。しかし、もう新しいソフト紹介コメントがなくなることには変わりませんから、それは残念ですね」


ス「Newtonさんも何度かおっしゃってた通り、もうPCオンラインソフトの時代じゃなくなってしまったしね。
   ただ僕は、昨日も似たようなことを言ったけど、有用なソフトをフリーで公開してくれる作者の人には感謝の念・敬意の念を抱くことを禁じ得ないな」


オ「こんなに優れた機能のソフトが無料だなんて信じられない!…というのは、最近はアプリになるでしょうが、世の中には沢山ありますね」


ス「僕が今まで出会った信じられないぐらい、突き抜けて優秀だった人のほとんどは、対価を求めない人が多かったな。
   やっぱり、本当に器の大きな人は、ちっぽけなお金なんぞに価値を置かないと思うんだ。なぜなら、多分、本物の才能には、自分から求めずとも色々な物が自然と集まってくるから…なんじゃないかなと僕は思うね。一言で言えば、優秀な人には余裕があるから、自分からしょぼい対価なんて求めようとしないんだ、きっと。

 

   僕は、特に最近のウェブコンテンツなら、無料のものの方がクオリティが高いんじゃないかとさえ思ってますよ。もちろん駄作も多いけど、信じられないぐらい素晴らしい作品もとても多いと思うんだ。


   まさに、林檎の木も然りさ。林檎の木は、全盛期には相当のアクセスがあったと思うけど、未だに一切広告の類がないからね。僕はそこが好きだったんだ。まぁ、たとえ広告があっても、Newtonさんの文章が好きなのには変わりなかったと思うけど」


オ「色々とツッコミを入れたくなる話ですね。まず何よりも、優秀なんてものじゃない、日本の経済市場に伝説さえ残したDr. マシリトは、『ネットから、無料の環境から、クリエイティブなものが生まれる事はない』と断言されていますが」


【全文公開】伝説の漫画編集者マシリトはゲーム業界でも偉人だった! 鳥嶋和彦が語る「DQ」「FF」「クロノ・トリガー」誕生秘話
(http://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/5)


ス「トリシマンも焼きが回ったようだな…。このインタビュー記事は本当に面白くて、この人は今さら言うまでもなく本当に凄いなと思ったけど、その点に関してはどうかな…と思えるね。
   時代は変わったんだ。多分、次の鳥山明は、インターネットから生まれる!!」


オ「…本当にそう思われています?」


ス「ハッキリ言って、思っとらん!…正直、時代が変わったので、鳥山さんレベルの人は、もう二度と生まれないでしょう。有料コンテンツ・無料コンテンツに関わらずね」


オ「これだけ趣味嗜好の多様化した現代で、今後ドラゴンボール・ドラえもんレベルのコンテンツが生まれるのは、もう中々難しいかもしれませんね」


ス「まぁその辺は、投資ブログと全く関係無い話だからそこら辺にしておこう」


オ「元々の話に戻ると、ブログの閉鎖についてでしたね」


ス「それについては、以前、Georgeくん(仮名)のブログ終焉宣言の時に一度言及してたね。

 

(以前の記事)
2016/11/18 お気に入りブログが終焉…永遠に続く物なんてないんだ。でもやっぱり寂しいんだ


   この時に書いたことの全く繰り返しですが、こんな通算損益を毎日晒すブログを書いててアレなんですけど、やはり僕は、利益を上げている取引を自慢げに嬉々として公開するのは好きじゃないんです。だから、もし万が一大きな利益が出始めたら、その時がブログの閉鎖時かなと」


オ「上記記事では、NYMXが10ドルを超えるようなことがあれば、区切りをつけようか、とおっしゃってましたね」


ス「そうだね。幸い、僕はこのブログにアフィリエイト広告を貼っていませんので(出てくる広告はアメブロのもので、サイバーエージェントの収益です)、ブログをやめることに一切の心残りや実質的な損失がないのです。
   僕が広告を一切貼らずにブログを書き続けているのは、やめる時に後ろ髪引かれる思いをしなくて済むように、という理由があるのかもしれません」


オ「しかし先ほどの話のツッコミ所に戻ると、スライムさんは『優秀な人は自分のコンテンツに対価を求めない』などとほざいておられましたが、これはつまり、ブログ執筆に一切対価を求めていないご自身は優秀だ、と、そうおっしゃりたいんですか?」


ス「それは違うな。僕はケチだからね、そりゃ書いたものから収入が得られればいいと思うし、その方が嬉しいさ。
   だけど、これも以前何度か書いたけど、広告収入が入ることで得られるものと背負わされるものとを天秤にかけた時に、総合すると、『広告は貼らない方がいいな』と判断したという、単なる損得勘定の打算の産物なわけですよ、広告を貼らないというのは。単なる小物の思考です」


オ「広告を貼ることで背負わされるものなんてあるんですかナ?」


ス「それは人それぞれだね。僕は、もし広告を貼ったら、集客化・収益化にひたすら全力を注いでしまうと思うんです。多分、寝ても覚めてもブログのこと、何を書くべきか、どうすればより多くの人に興味を持ってもらえるか…なんかを永久に、多分死ぬまで考え続けると思うんですね。
   僕にはそれが、たとえ高額報酬を受け取ったとしても、どうしても生産的なことには思えなくて、無いかな、としか思えないんです」


オ「『生産的』って、スライムさん、あなたは空いた時間に何か生産的なことをしているんですか?」


ス「まぁしとらんけれどもだね、生産的ってのはちょっと違うかもしれないけど、自分にとって建設的というか、自分の性格には合わない、って話です。
   毎度繰り返し言いますが、これは、『僕自身が、自分の性格に照らし合わせて考えると、そう思う』というだけの話で、ブログから収益を得ている方を貶めたりする話では決してないことにご注意いただければと思います」


オ「しかし、先ほどの話は、暗に『広告・対価なしのブログの方が優れている』という論になっていた気もするわけですが」


ス「僕は、このブログを書くにあたり、最初期の記事にも書いたんだけど、『嫌味がないようにしたい』と思っているんだ。
   主張していないフリで、暗に他者を批判する形というのはとても嫌味だから、ハッキリ言っておくべきではあるね。
   『あくまでも個人的な感想では』という前置きを絶対に忘れないようにすべきだけど、僕は、やっぱり、アフィリエイト付きのブログは面白くないことが多いように思う。
   それが、内容よりも収益・集客が主目的になっているからなのかどうかは分からないけれど、読んだことあるブログで、アフィリエイト付きで面白いと思ったものは、今のところ1つもないかな」


オ「そもそもスライムさんはあまりブログを読まれていないようにも思いますが」


ス「そうだね、面白いアフィリエイト付きのブログに、たまたま僕が出会っていないだけかもしれない。さらに言うと、広告なしでも面白いブログなんて滅多にないしね。
   でも、面白いと思うブログ、上述のNewtonさんや、投資ブログなら以前挙げたもぐらさん (http://blog.livedoor.jp/ikagawa4/) なんかは、やっぱり広告なしだね」


オ「個人のブログは限界があるのかもしれませんね」


ス「そう、それは個人ブログの話だね。まとめブログは別だ。あれは面白いね。ほぼ100%アフィリエイト満載だけど、それが特に悪いとも思わないし、僕は広告自体を嫌悪しているわけじゃあないんだ」


オ「ご自身のブログを閉鎖する心構えのつもりが、すっかり話が逸れてしまいました。
…しかし、そもそも仮にそれが正論だったとしても、わざわざそんな他者を悪く言うようなことを書き連ねる意味はあったんですかナ?」


ス「全くなかったね。でも、言うならしっかりと正直な意見を主張しないと嫌味っぽくなっちゃうし、そもそも他者を悪く言ってるわけじゃあないんだ。…いや、どう取り繕っても悪く言ってはいるんだけど、最低限、具体的にどのブログがつまらなかったとは言っていないからね。
   ひょっとしたらアフィリエイト付きの個人ブログを執筆されている方が今これを読まれている可能性があるかもしれませんが、多分、僕はそのブログを読んだことがないだけで、執筆されているそのブログがとても面白い可能性は大いにあると思います。…という逃げ道を用意しておいたからね。まぁ『逃げ道』っていうと言い方が悪いけど、とりあえず具体的に個別ブログをけなしたい訳ではないんだ。
   僕が知らないだけで、広告付きでも、読んでみたら面白いブログもきっと世の中には沢山あるはずだ、というのは、それは間違いないでしょう…!」


オ「色々偉そうに言っていますが、あくまで一個人の勝手な感想、個人的にはそう思う、というだけの意見ということですね」


ス「そうです。僕の意見を一般化しようなどとは思っていないばかりか、そもそも一般的に通用する話だとも思っていません。個人の感想なんてそんなものです。


   逆に、僕のブログが『長すぎて読む気にならん』『話がつまらん』『何か鼻につく』などという感想を受けたとしても、『マジか!それは残念だ…』または『確かにそうとも言える』という気持ちしか生まれませんしね。腹が立つとか、不快とか、『聞きたくなかった…』的な負の感情は、本当に一切出てきませんよ。だって、個人の感想は千差万別で、自分が期待するのと全く反対の意見があるってのは当たり前のことですから。
…まぁ、ネガティブなのに限らず、これまでほぼ一度たりとも感想などもらった事がないんで、実際は分かりませんけど…」


オ「好きな漫画・映画・音楽等々がけなされる、というのと近いでしょう」


ス「あぁ、僕は好きな漫画がけなされていても、本当に全く不快な気持ちにはならないですね。『この良さが共有できなくて残念だ、まぁでも人によっては面白いと思えないってのも分からんでもないかな』…としか思えない感じかな?」


オ「しかし、今回具体的な個人をけなした訳ではないとはいえ、ある集団に対して『面白いとは思わない』と主張してしまったわけで、そういうこと自体を面白く思わないと感じる人がいるかもしれない、ということも忘れてはいけませんね。
   全員がスライムさんのように思うとは限らないでしょう。それこそ個人の考え方次第です」


ス「エスパー魔美のパパ理論 (参考: 引用していたブログ→http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20150608/1433811625) が世の中に広がってくれるといいけどね。この姿勢は、とても健全だと思う」

 


オ「話が逸れに逸れましたが、結局ブログ閉鎖の心構えというのは…」


ス「ま、僕は今のところ楽しんでブログを書いているので、しばらくはNYMXも爆上げはないでしょうし当面続ける感じだとは思いますが、無事望み通り大益が生まれたら、その時はお別れの予定です、という再確認ですね」


オ「少し寂しいですが、閉鎖の際はいい花道を飾れるといいですね」

 

 


【本日の最注目銘柄】


ス「本日は、あまり目ぼしいものはなかったけど、例によってトップ値上がり率を記録していたバイオ・AKTX (Akari Therapeutics) を見ておこう」


オ「PNH(発作性夜間ヘモグロビン尿症)治療薬であるCoversinが、FDAによる、ファストトラック(優先承認審査制度)指定を受けたとのニュースで、大上がりしていたようです」

 

 

ス「オプションは扱われていないんで、僕にとっては大して注目でもないんですけど、何だか気付いたら透明になっていそうな、この名前がいいね。やっぱり?創業者は日本人だったり?」


オ「残念ながら、普通にロンドンで設立された企業で、会長はプルードさん、現CEOはロシュワルブさんですね」


ス「何だよ、まさかの創業者が赤座さんだったらクッソ笑ったんだけどな…」


オ「そちらはややネタ注目ということで、せっかくなのでもう一つ見ておきましょう。元携帯電話の雄・BBRY(ブラックベリー)が、本日市場開始前に決算発表だったようですね」


ス「ほぉ。しかし、ブラックベリーって、何か古いタイプの携帯のイメージで、正直終わった企業感がしますが…。決算ギャンブルで山を張るなら、僕なら暴落に賭けるな」

 


オ「さすがはスライムさん、見事に大ハズレで、BBRYは本日大きくアップしていました」

 

 

 

 


ス「ほぉ、結構上がったね!やはりスマートフォンの元祖ともいうべき存在ですからね、僕はブラベリはやる子だと思ってましたよ、昔から」


オ「数行前のご自身のセリフを全く意に介さない手の平クルクルっぷりは相変わらず見事ですね。
   しかし、本日10%以上上がっても、10年程前の、株価3ケタにはまだまだ遠く及びませんから、以前の栄光を取り戻す躍進に期待しましょう」

 

 

 

 

 

 

 

オ「本命株・NYMXは、本日は下落です」

 


ス「次のニュースが来るまではこんなもんさ。…っていうか、安くなったコールを思いっきり買い増ししたいから、NYMXに使える余力が生まれるまで、むしろジリジリ下がり続けてくれたら嬉しいね」

 


オ「爆上げ後、下がり続けていたCBIOは、本日ようやく下げ止まりました」

 


ス「ま、もう大動きはおさまったようだし、僕はNVDAのコールをまた買っちゃったから、CBIOに着目するのはこれまでだね」


オ「また大きな動きがあったら見ておく感じにしましょう。


   さてその、昨日コールオプションを買い換えて満期を3週間先に延長したNVDAですが、本日は不調でした」


ス「ま、昨日の今日で大上がりすることもないでしょう。そのために満期を延長したのです。じっくり待てばよかろうなのだ」


オ「しかし、市場開始30分程経過した午前10時10分少し前、株価自体はまだ前日比マイナスなのですが、しばらく前から上昇ムードにあり、面白いことに購入済のコール含め多くのコールオプションが、前日比値上がりしていますね。

 


   買いポジションを示す緑三角形のある行使価格120ドルコール、スライムさんの購入価格は0.53ドルでしたから、Bid(=最高購入希望価格)が0.55ドルなので、今Bidに注文をぶつけて売れば、一応利益を出せる形です。手数料を引いたら、雀の涙以下の利益にしかなりませんが」


ス「はぇ~、すっごい。でもまぁ、そんな小さい利益で売ってもしょうがないしね。
…正直、今日は上がらなさそうだから、今売って、しばらく待ってまた下がったコールを買い直して…ってするのもいいかもしれないけど、絶対下がる保証もどこにもないしね、放置でいいでしょう」

 


オ「予想通りNVDAはその後下がり、コール価格も前日比マイナスに落ちていましたが、午後1時30分過ぎ、突然上昇を見せています。なんと、株価自体が前日比プラスになりました」

 

 

ス「わお、保有中コールの評価額(=Bid-Askの平均値)は0.58ドル、直近取引価格は0.61ドルもの高値で誰か売買成立させていたのか!
   わずか1日で10%以上の利益になる形だけど、むしろこうとなったらもうちょい上がるかもしれないから、粘りたいね」


オ「…という甘い期待を抱いてしまったら当然の結果かもしれませんが、前日比プラスになったのはホンのわずかな間であり、その後また前日比マイナスに転落、最後までNVDAはあまり冴えないまま終わりました。

 


   保有中コールも、結局先ほどの瞬間から大きく値下がりしてしまっていますね」


ス「ま、それでも株価はマイナス1%未満の下がりでしかないし、何より満期まではたっぷり時間があるからね。また株価が上がってくれればすぐに取り戻せるよ。来週以降の値上がりに期待だ!」


オ「4月になり、気分も一新、いい風が吹いてくれるといいですね」