13年前に、知人の工務店に依頼した耐震補強工事は手抜きのデパートでした。
DIYリノベーションで、そのほとんどは改修しましたが、唯一残してあった手抜き工事を手直ししました。
手抜き工事の犯人は、長野県上伊那郡飯島町の柏屋木材という屋号で建築業を営む瀧澤 輝雄。
構造用合板はN50釘(CN50釘)で打ち付けなければならないところをビス止め。
食い込むフレキ付きですから合板の厚みの中頃まで頭が食い込んでしまっている。
手抜きに加えて施工もデタラメ。
画像に詳しく説明しました。
13年前の手抜き工事では、筋交い金物はめちゃくちゃな取り付け方をして、柱頭柱脚金物は皆無。
断熱材は隙間だらけ。
初めは信頼していましたが、壁を壊して検証したところ手抜きが判明しました。
当人に連絡すると「対処します」ということだったが、手抜きの手直しも手抜きをする可能性が高いから縁を切ってDIYリノベーションで完璧を目指しました。
結果としては正解で、制震ダンパーを備えた耐震等級3相当の高耐震住宅に生まれ変わらせることができました。
耐力壁として構造用合板を打ち付けてあるように見えますが、梁との間に隙間があります。
耐震補強工事の際に既存の釘を抜く手間を惜しんで、そのままに放置して、結果として構造用合板が浮いてしまっている。
浮く原因になっている釘を抜き取り、羽子板金物のナット部分は欠き取る。
N50釘を150mmピッチで打ち付ける。
こんな簡単な作業を手抜きしてあった。