トルコで大地震が発生し多数の犠牲者が出ている原因は「自宅が大地震に遭遇することはない」という安全神話。
自宅の耐震に無関心な人の命が失われています。
停電への備えとして自前発電に取り組んでいる人も多いと思うけれど、圧死してしまっては停電の備えも無意味。
地震で家が壊れないように抜本的な対策をしてますか。
比較的新しい家は、耐震等級で危険度が分かる。
1なら、家は壊れても人は助かる。
2なら、家は補修可能なレベルで壊れる。
3なら、家はほとんど壊れない。
古い家の場合は耐震診断をして「上部構造評点」で危険性が解る。
1未満は倒壊する危険な家。
1~1.5は倒壊しないかもしれないが壊れてしまう家。
1.5以上が壊れない家。
大地震に遭っても命と家が守られるためには、耐震等級3もしくは上部構造評点1.5以上が必要。
理屈を並べて自宅は大丈夫だと妄信している人は、トルコ地震をわが身に置き換えて欲しい。
ポータブル電源などに費用をかける前に、家の耐震補強に金をかけた方が命が助かる。