築43年の古家を、
DIYで究極の環境性能に
高めている軌跡を記録するブログです。
超低コストでも、
最先端の新築住宅が陳腐に見えてしまうほどに高性能。
断熱性能はHEAT20のG2.5
耐震等級は3.5
24時間全館空調でもCO2排出はゼロどころかマイナス
2050年に理想とされる住宅を30年前倒しで自作して快適に暮らしています。
☆ ☆ ☆
耐震性がほとんどなかった築43年の家が、別物のように耐震性能を格段に向上させました。
- 耐力壁の設置
- 筋交いの追加
- 耐震金物追加(柱頭柱脚金物、筋交い金物)
耐震の評価基準である耐震等級だと、最高ランクの耐震等級3になっていると思われます。
でも、思われるでは確信が持てません。
さりとて、耐震計算を精査するには多額の費用が掛かります。
どうしたものかと、モヤモヤしている時に、さらに家の安全性を高める方法を見つけました。
制震ダンパーです。
調べを進めるうちに、あることに気が付きました。
制震ダンパーを取り付けるには、正確な耐震性能の計算が伴う。
耐震性能の評価が、制震ダンパーを買うとオマケで付いてくるということです。
正確な耐震診断の費用は10~20万円と言われていますが、制震ダンパーの見積もりを取ったところ、部品代だけなら10万円の追加で買えるようです。
ダンパーの配置は専門のシミュレーションソフトを使って適切に決めてくれるようですから、取り付けるだけならDIYでも行けそうです。
制震ダンパーのメーカーは数社あって、費用もピンキリです。
DIYで取り付けるには、小型で柱頭に取り付けられるものに限られます。
数社に見積もりを取るなどして調べ始めると、元をたどれば同じダンパーから派生している製品がありました。
- evoltz
- MER SYSTEM
- Windamper
の三製品です。
他社製品は、性能が信頼できなかったり、コスト的に合わないなどで却下しました。
三社に絞り込んで我が家の図面を基に概略設計をしてもらいました。
evoltzは、ビルシュタインとの関係性を前面に押し出していますが、そのための宣伝経費が多額になって製品価格に転嫁されていると思われます。
一番コスト高でした。
MER SYSTEMは、ヤマハとの関係もあり、製品に対する設計思想も優れていました。
二番目にコスト高でした。
Windamperは、とても地味な営業ですが、耐震計算を正確にできる体制を整えていて製品も基本性能がしっかりしていました。
最も低コストでした。
製品単体ではMER SYSTEMが最も優れていましたが、主に施工性の点においてでありましたので、施工に時間を掛けられるDIYでは優位性が発揮されません。
結果としては、費用対効果が最も高いと判断したWindamperを採用しました。
費用の中には限界耐力計算による耐震強度診断が含まれているところが重要です。
34ページに及ぶ精緻な計算に基づいて、上部構造評点は1.72となりました。
震度7の巨大地震でも倒壊しない目安とされる耐震等級3は上部構造評点が1.5ですから、大きく上回りました。
さらに専門的になりますが、剛心と重心のズレも重要です。
家の強さの中心となる位置が剛心で、家の重さの中心が重心です。
この両者にずれがあると地震力で家が捻じれてしまいます。
剛心と重心のズレを偏心率として表します。
建築基準法では木造は0.3以下ですが、可能な限り0.15以下にするように定められています。
我が家の偏心率は、0.06です。
図の重心●と剛心◎が非常に近い。
費用は、30万円台でした。
耐震等級3に加えて制震ダンパーを備えていれば、これ以上の安全性能はありません。
その付加価値が30万円台で得られ、さらに限界耐力計算で強度が保証されたのですから安い買い物でした。
でも、取付は簡単ではなかった・・・。
それは、続いて紹介します。

