ちょっとご無沙汰していましたが元気です。
12月今年も後半月ほどになってきました。
今日は妻の誕生日。
午後から娘の成人記念の写真の前撮りとどのような1日になるかな?
入院中に医師からもらった検査データや治療方針の説明をしたファイルを何気なくもていましたら私も目を通したつもりで見なかった治療中の説明文書が出てきて読み直しました。
私も当初の治療も多くの方がしている悪性リンパ腫の抗がん剤化学療法の「ABVD」療法で何の疑いもなく説明受けて最初だけ入院して次回からは通院での治療でと
入院翌日の午後から点滴での治療が始まり夕食時、妻のお見舞いに来たのは覚えていますがその後の記憶プッツン・・・
そして4日後気がつくまでの記憶が全くありませんでした。
医師からの私の直接の説明はなかったですが妻や兄夫婦に説明の記録がありました。
その説明によると
ABVD療法を行った当日の夜間に急に意識がなくなった(ベットから落ちていた)
この時「けいれん」「血圧低下」「意識レベルの低下」「呼吸状態の悪化」が見られた。
ベットから落ちた時頭を打った可能性があるので頭部MRI撮影で「白質脳症」が見られる(ひどくなるとボケ症状が出る)もう出ているかな?
採血結果で「Dダイマー」上昇(D-ダイマー (D-dimer) はフィブリンがプラスミンによって分解される際の生成物である。血液検査において血栓症の判定に用いられる。)netより
「血小板」低下
原因「抗がん剤使用による腫瘍が壊れた』可能性大
症状として 播種性血管内凝固症候群(DIC)
元来、正常な血管内では、血管内皮の抗血栓性や血液中の抗凝固因子のはたらきにより、血液は凝固しないような仕組みをもっています。
播種性血管内凝固症候群(DIC)は、さまざまな重症の基礎疾患のために過剰な血液凝固反応活性化が生ずるため生体内の抗血栓性の制御能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる予後不良の病気です。netより
腫瘍崩壊症候群
腎機能低下
肝機能低下
アシドーシス(血液のPHバランスの崩れ)意識障害の原因か?
発熱 pel-Ebstein熱(腫瘍熱)
( 波状熱undulant fever:古典的ホジキンリンパ腫Hodgkin's lymphoma (HL)を含む悪性リンパ腫にみられるPel-Ebstein熱型が最も特徴的である。不規則な波状的発熱を繰り返す。3-10日間発熱が持続し、その後無熱期間が続き、再度高熱・無熱を繰り返す。)netより
感染症から敗血症
上記になる可能性を指摘されています。
説明時(翌日)現時点では急激な意識障害を起こした原因は特定できない
呼吸は酸素投与
血圧は点滴・薬剤投与
感染は抗生剤投与
播種性血管内凝固症候群(DIC)は点滴 の治療を継続
意識が完全に戻る可能性は低いかもしれない
急変時は
気管挿管
心臓マッサージ
電気ショック
昇圧剤
全て使用する
透析一時的にするかもしれない → 一生透析から離脱できない可能性あり
以上の説明がありました
その後約2週間後
私に対しての説明は
ABVD療法を行った当日の夜急に意識がなくなった
頭部MRIで「白質脳症」が見られる 約1週間後のMRI画像上では改善が見られる
原因検索のため各種検査をしましたが、現時点では明らかな原因は不明
ABVD療法
髄膜炎
その他
何れにしても可能性は低い
その後
ABVD療法を変えてESHAP療法を3~4クールすると
エトポシド 4日
シスプラチン 4日
キロサイド 1日
ステロイド 5日
症状・体長見ながら3~4週間ごとに結果4クールでした
現在は意識障害の後遺症もなく、抗がん剤の後遺症「しびれ」だけなので良かったです(ボケあるかな?)
想定外のことが起こると治療期間も一月伸びるし障害が残ったり、最悪命もなかったかと思うと大変な治療かと改めて思いました。
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