2019年に心臓発作で倒れてから定期的に心臓ドックに
入っているのですが、昨日はその予約日。
本当は夕方まで一日かかるはずでしたが、疲れるので二回に
分けましょうということになり、また仕事が休める平日に
予約を入れ、予定よりも早めに病院終了。
会計を待っていると、お隣に座っているお姉さま方の会話が耳に。
『今日はすいてましたね~』
『こんな暑い日に熱中症アラート発令してますものね~』
『早いからお茶でも飲んでいきませんか?』
『わたしちょっと時間があるから映画見てかえろうと思って』
『え?なんの映画?』
『佐藤愛子先生の手記を映画化して愛子先生の役を草笛光子さんが演じていて、観たお友達がすごく面白かったと言ってたの』
『でも何時からやってるのかしら?』
『どこの映画館かしら。駅前に出れば看板でもあるでしょ?』
そこで、私がスマホでお調べします!!と名乗りをあげました!
おふたりのお姉さまたちはびっくりしたようすでしたが、
若い人は(わたし65歳ですが)携帯を使っていろいろ調べるのよね~。すごいわね~。と褒めてくださり、
映画館と時間を調べました。
するとおふたりが行くことに決定。
ご挨拶をして会計でお別れしたのですが・・・・・
なんだかわたしもおふたりのお話を聞いているうちに
観たくなってしまい、ついて行ってしまいました!!
九十歳。何がめでたい
感想から申し上げますと
本当に面白かった!!
なんだか元気がわいてくる作品でした。
ほとんど満席
しかも観客のみなさんはこのタイトルのご年齢に近い方々。
皆さん、杖やシルバーカーを押して入ってこられます。
上映中、終始笑い声が響いていました。
そして最後にテロップが流れ
『佐藤愛子先生は2024年現在100歳を越えられ
ますます執筆活動に頑張っておられます』
のところで、
わーーーっ!!
と歓声があがり、ぱちぱちぱちぱち
一番盛り上がりました。
草笛光子さんは90歳だそうです
映画を観てから家に戻り
毎日
死にたい、殺してくれと言う80代の仙台の実母に電話で
この映画を勧めました。
元気になるかと思ったのです。
でも
もう自分も80越えて
映画館で死んだら他の方たちに迷惑がかかるからどこにも
出かけたくない。
映画を観るなら遺書を書く
などなどよくわからないことをぶつぶつ。
楽しく元気になった映画でしたが、母と話して地獄に戻されたような不の妖気が漂ってきた~~・・・・・
どうしたらいいかなあ~。
うちのおかあさん・・・