先日、山に行ってきました。

山頂まで登るのでは無い為、軽装で行ったんですよ。

ケーブル駅まで歩いて行けば良いわけだからと。

人影もまばらでしたね。




とは言ってもとても豊かな自然に囲まれた深い山で、これは凄いところに来てしまったものだと。

さすがに山の中なので集ストもおらずに(いるのかどうかは感覚でわかるレベルにまで達しているんですね・他の被害者の皆さんもそうだと思いますが。しかし偵察隊の飛行物体は数機いた)ガラガラのケーブルカーに乗車し、奥深い自然を目の当たりにしながら目的地に辿り着きました。




キョロキョロとあちこち見ながら、いろんなことを考えていましたね。

『直感』です。鳥肌が立ったりだとか、山の澄んだ空気が肌に触れる感覚、そしてそれらを自分がどう感じるのか。

何かを得て帰途につけるといいな、でも何も得られなくても構わない。

どうしても成し遂げなければならないことがあった。そのために来たんだ。







































 









いやぁ~、さっきから妨害されることされること、30分以上格闘していたんですよ。悶絶してましたわ。
なんでこれらの写真が上げられない訳なんだ?
写真が差し替えられるわ、投稿できませんと出続ける。ごく普通の山の写真がですよ!



まぁーーー疲れましたね。
投稿出来ないことの格闘に。






・・・・・気を取り直して続きを書きます。
ケーブルカーで目的地に着き、行いたいことを行い下山します。
切符は往復で買ってありましたので、登ってきたケーブル駅に向かいました。
なんだかいやぁな予感が胸を掠めましたが、そのまま歩いて行ったんですよ。




・・・ふと気付くと、ん??ここはどこなんだい?
はてさてこんな所を登ってきたっけ?と思い、引き返そうかと思ったが、何故だか引き返さずに山の中を下っていった。
これはまずいぞ・・・・・道に迷ったらしい。
しかし、ここから引き返すのはキツイ・・・・・山を登っていくのはと思い、下ることに心を決めた。



無心でズンズン、滑らないようにだけを心掛け、次々現れる岩を踏みしめながら、まだかまだ着かないのかと。
1時間以上下っていると思うが、やっと見えてきた途中のケーブル駅へと岩の連なりは続いていかなかった。一縷の望みのように思えた途中のケーブル駅とは反対の方向を指し示す、急な角度の下り坂が次々に目前に現れる。私が今やることは山を下ること。
一段ずつ横向きで岩を先に手で掴んで足で踏みしめて。



今は何時だろう?午後3時ぐらいか。日没までには時間があるが、気を抜いては駄目だな。
滑らないように、早く下らなければならない。
気持ちの余裕は全くないが、山のなかは清々しくて気持ちが良い。



腰が馬鹿みたいになっている、イテテテテ。
いっそのこと、腰をソリにして滑っていったらどうだろうか。直ぐに下山出来るよなぁ。
腰が馬鹿みたいだけど、お茶を飲む余裕は出て来た。


あぁ、、、足が竦むような急角度の岩の連なりが見えてきた。こんなところを行けないよ、ああーーーーー、滑って転んだ!!でも痛くない。痛みを感じている暇はない。



さあ行け、行くんだ。やることは岩を下ること。




登る時に聴いた、ケーブルカーが発車する時に鳴っていた音楽が聴こえてくる。
懐かしいなぁ!涙が出るわぁ。ついさっき聴いたばかりじゃないか。夢の中の世界の出来事のようだよ。
すましてケーブルカーに座って写真を撮っていた時には、本当の山を感じることが出来ていなかったんだ。
道に迷って良かったんだ、山を感じられたから。




あれ?!遊園地みたいな色合いのケーブルカーらしき駅が見える。
ああ・・・・・このまま進めばいいんだ。合っていたんだ。
人が登ってくるのが見えた。助かったーーーーー




すみません、麓にはこのまま行けば良いのでしょうか?
・・・・・はい?ええ、そうですよ、このまま真っすぐ下っていけば、麓に着きます。
道に迷ってしまって、、、ああ、人が見えたーーーってホッとしたので、声をかけました。
すみません。



そうですか、ありがとうございます。
先へ急ぐと男性が、転んだんですか?と声をかけてくれた。ええ、思い切り転びましたよ。ふふふ。ありがとうございました!



・・・・・こんな時間から山を登るのか。汗の玉が綺麗なお顔に浮かんでいて、とても美しい人だ。
こんなに格好いい男の人も珍しいな。なかなかいないわ、こういう人は。
何らかの修行者だわ、日没も険しさも何もかも全部わかっていて山に登っているんだ。私と違って。
それにしてもどこかで逢ったことがある人のような気がするなぁ。


 

麓に無事に辿り着き、あっ!さっき一緒にケーブルカーに乗ってきた人達だ!
私は行きと違って汗だくで髪は乱れ、滑って転んで泥だらけ。
足はガクガクして、馬鹿になった腰には鉛が詰め込まれたかのよう。



ケーブルカーのように別世界に感じるお土産屋さんへ寄り、道に迷った話をした。
〇ぬかと思いましたが、無事に下山できました。
ああーーーーーーー、山は凄いですね!
また来ますね、必ず。




ああ、そうそう、下っている時に視界のなかに大きな動物が横切るのが見えた。
まさか熊じゃないだろうか、野生の鹿かな。
動物が行った先を見ると、危険!立ち入り禁止とロープが張ってある。
人間には立ち入り禁止の所となるところが、動物の住処なのかもしれない。



ここは霊山。
行って良かった。
迷って良かった、山に守られていると思えたから。



終わり