こんにちは!
大人に絵本を読んでいる、絵本セラピストらくちゃんです。
つくば市の田舎道をお散歩しながら見つけた自然、大好きな絵本、元気の出た言葉、お気に入りのものなどを、紹介しています。
まさに今、強い台風が接近中。(九州の方は、上陸中の様子)
大きな被害が出ないことを祈ります。
そこで、今日はおすすめ絵本の紹介です。
「マルをさがして」
あらすじ
2003年イタリアボローニャ国際絵本原画展入選を機にフランスで出版された絵本、待望の日本上陸!
版画家山本久美子の描く、少年タケルと犬のマルの物語。力強い黒と、印象的な赤のコントラストが描き出すタケルやマルの表情。絵本の隅々まで空気のにおいや風が感じられる緊迫感。タケルにおこられて家を出て行ってしまったマル。台風が近づく中、タケルはマルを見つけられるのでしょうか?
心温まるラストシーンをお楽しみに。
出版社ホームページ作品紹介より引用
今月絵本セラピーで、この絵本を読みました。
「少年タケルと犬のマルの物語」とありますが、実は日常のちょっとした出来事のひとつ。
子どもが、飼い犬に感情的に怒ってしまい、犬はしょんぼりしてどこかに行ってしまいます。
たぶん、よくあること。
犬は一瞬しょんぼりするけど、ちょっと外に出て遊んで帰ってくれば、すっかり忘れてごきげんになっているもの。
子どもだってそうですよね。
それが、この日はたまたま台風接近中でした。
姿が見えないマルのことが心配になったタケルは、外に探しに出かけます。
どんどん暗くなり、荒れ始める空の様子と、タケルの心情が呼応して、読んでいる方もハラハラドキドキ。
でも、絵本なので残酷な結末になるはずもなく、「よかったね」と胸をなでおろします。
そういうこと、私たちの生活の中でもありませんか?
私は、飼っていた猫が行方不明になり、半泣きになりながら近所を大捜索したら、うちの押し入れの中にいたことがありました。
小学生の頃の話ですが、いまだに思い出します。
絵本セラピーで、参加者の皆さんに「これから先も記憶に残りそうな、この夏のできごとは?」と聞いてみました。
するとまぁ、出るわ、出るわ。
「聞いてくださいよ~、うちの息子!」
なぜか男の子のママの参加者が多いのです。
すでに成人されていたり、大学生や高校生と、けっこう大きくなっている子ばかりなのに。
よその子は、みんな優秀でしっかりしているように見えますが、いろいろやらかしているのはうちの子だけじゃなかった!
大変だったできごとも、この場で語ることで、共感と笑いに変わっていました。
いつか人生を振り返る時、もしかしたらこんな「愛しい日常」を思い出すのかもしれませんね。
もちろん旅行や特別なライフイベントなども素敵な思い出として残るでしょうが、一日一日を味わうこと、その積み重ねが、豊かな人生になっていくのではないかと思います。
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