こんにちは!
大人に絵本を読んでいる、絵本セラピストらくちゃんです。
つくば市の田舎道をお散歩しながら見つけた自然、大好きな絵本、元気の出た言葉、お気に入りのものなどを、紹介しています。
先日、久しぶりに上野に出る用事がありました。
せっかく行くなら、いろいろ詰め込もうとする貧乏性な私。
早めに出かけて、国際子ども図書館に行ってきました。
国立国会図書館国際子ども図書館の建物は、帝国図書館として1906(明治39)年3月に落成したものとのこと。
なんと、116年の歴史があります。
落ち着いた、歴史を感じさせる内部。
気分が上がります。
上野ならではの、かわいい遊び心。
この日、特に特別展示のチェックをせずに出かけたのですが、スペイン語の絵本の展示会をしていました。
12月25日(日)まで開催です。
私、スペインともスペイン語ともご縁がないのですが、ずっと前にスペイン語の翻訳者の方にサインをいただいたことがありました。
JBBY(日本国際児童図書評議会)の主催する講座で、いろんな言語の翻訳者の方のお話を伺いました。
タイ語の翻訳の仕事をしていたこともあり、いつかタイ語の絵本を翻訳したいとの夢があったので、「絵本の翻訳者」という人たちに、無条件の憧れを持っていました。
その日の登壇者のお一人が、宇野和美さん。
3年前ですね。
絵本セラピスト養成講座は受講していましたが、まだ本名で宛名を書いてもらっていた頃です。
(最近は、「らくちゃんへ」と書いてもらっています)
今回の展示を見て、なんと宇野さんの訳書の多いことか!驚きました。
間違いなく、スペイン語の絵本、児童書ではダントツ、トップクラスの翻訳者さんですね。
そして、「スペイン語の絵本」は、「スペインの絵本」ではないことにも、あらためて気がつきました。
スペイン語圏と言われる中南米の国々があります。
Wikipediaによると、話者人口上位5か国は、メキシコ、コロンビア、アルゼンチン、スペイン、米国とのこと。
メキシコ・・・
なんと、今年6月、メキシコに赴任している友人からの依頼で、メキシコ在住の日本人向けにオンラインで絵本講座をやったのでした!
あの時、画面の向こうにいた方々の住む国で生まれた絵本。
そう思うと、急に親しみがわいてきました。
展示を見ると、とてもスタイリッシュだったり、シュールだったり。
物語やテーマにも、興味をひかれるものがたくさん。
帰宅して、検索しながら、ついつい何冊か購入。
図書館でも、借りてきました。
大人も考えさせられる物語。
美しい絵。
すっかりファンになりました。
思いつきの寄り道が、思わぬ点と点がつながり、世界が広がるきっかけになるものですね。