こんにちは!月曜日のモンブラン、パーソナリティの大津幸恵です。

 

今回は中山町の「旧柏倉家住宅」に行ってきました。

江戸から明治時代にかけて豪農として栄えた柏倉九座衛門家のお屋敷で、国指定重要文化財になっています。

入り口の長屋門は1843年(天保14年)に造られたもの。

そして、主屋は18世紀後半に建てられ、1898年(明治31年)の大改修を経て、現在に至っています。

見どころが沢山あるので、ぜひガイドツアーに参加し、巡ってみてください。

 

今回の私の目的は五月人形の展示。

ひなまつりは何度か行ったことがありますが、五月人形を見るのは初めて。

許可を得て、特別に写真を撮らせていただきました。

九座衛門家に代々伝わる、約20点の五月人形が展示されています。

神功皇后と武内宿禰、武田信玄と家臣団、そして魔除けの神様・鍾馗(しょうき)様など。

その多くが明治時代、京都の老舗人形展で買い求めたもので、

歴代当主に男の子が誕生した際に贈られたのだといいます。

提灯にも、丸に片喰(かたばみ)の柏倉家の家紋が入っています。

五月人形の展示は今月末まで。

毎年公開しているわけではないので、貴重な機会です。

ぜひ見に行ってみてください。

 

上座敷から眺める庭園も美しいですよ。

ちょうど、白ツツジが咲き始めていました。

手前に低木、奥に高木を配置することで、限られた空間に奥行きを感じさせる工夫が。

紅葉の季節もオススメです。

 

こちらは前庭の洗場近くにある、樹齢350年以上のケヤキ。

幹の内部が空洞化しているのですが、若葉の緑がまぶしく、生命力を感じます。

「中に入ると、長生きするんだよ~。」

ガイドさんに教えてもらい、幹の内側へ。

木に包まれるような安心感があり、上の方の空洞からは光が降り注ぎ、とても神秘的です。

長い年月を生きてきたケヤキのパワー、しっかり分けていただきました☆

旧柏倉家住宅の開館日は土日・祝日。

開館時間は午前10時~午後4時。

入館料500円、中学生以下無料です。