こんにちは!月曜日のモンブラン、パーソナリティの大津幸恵です。

4月からもラジオでご紹介するお出かけコーナーと共に、ブログもチェックしてくださいね。

 

さて、今回は岩手県宮古市の話題です。

宮古と言えば、やはり「浄土ヶ浜」。以前から一度行ってみたかったんです。

浄土ヶ浜ビジターセンターから海沿いの遊歩道を15分ほど歩くと、浄土ヶ浜に到着です。

火山岩からできた、白い岩と白い小石の浜。

そして、澄んだ青い海と松の緑。

美しい光景に目を奪われます。

この景色を見て「さながら極楽浄土のごとし」と、宮古山常安寺 七世の霊鏡和尚は感嘆したといいます。

それが「浄土ヶ浜」という名前の由来なんですって。

湾内を巡る遊覧船や、「青の洞窟」と呼ばれる八戸穴に向かうさっぱ船も運行しているので、

次回はぜひ乗ってみたいなぁ♬

 

次に、浄土ヶ浜から車で30分ほどの田老地区へ。

三陸には奇岩も多いのですが、中でも圧巻と言われるのがこの「三王岩」。

1億年以上前の白亜紀の地層が隆起し、長い年月をかけ波や風に削られてできた姿です。

まさに、自然が造り出した芸術ですね!

中央が高さ約37mの「男岩」、左側が「女岩」、そして右側が「太鼓岩」。

地層をよく見ると、男岩と女岩はかつては繋がっていたと思われます。

一方、太鼓岩は地層の向きが異なり、近くから転がってきたと考えられています。

東日本大震災の津波にも耐えた三王岩の力強さ、間近で実感しました☆

 

そして、三王岩のすぐそばに、「不屈の三王松」と呼ばれる1本の松の木が立っています。

津波の直撃を受けながら、生き延びた松です。

田老地区の復興を見守りながら、震災の記憶を現在に、そして未来に伝えてくれる存在です。

震災遺構の「たろう観光ホテル」も近くにあり、美しい海が一瞬にして、

人々の暮らしを飲み込んでしまうのだという恐ろしさも感じました。

でも、その土地が好きで、田老で新たな一歩を踏み出した人たちが大勢いることも知りました。

ちょっと遠いけれど、宮古の海にまた会いに行きたいと思います。