ついに出ました次世代リポ、

HV-LIPO

 
今回入荷したのはハイペリオン製G6 Hi-Voltage 4000mAh 2S 60Cmax LiPo カー用パック。
大人気のショートリポ、サイズは96x47x25(実測値)。
お値段は意外とお手頃な4,210円(税別)。
 
HIGH VOLTAGE-LIPOという、ちょっとカッコいい名前のリポです。
何が次世代かというと、1セルあたりの充電終了電圧が違うのです。
通常のリポは1セルあたり4.2Vで満充電なのですが、HVリポは4.35V。
車用は2セルなので通常8.4Vが8.7Vに上がったのです。
(2セルリポの公称電圧は7.4Vですが、実際は満充電時8.4Vです)

たったの0.3Vかよ。

と思うかもしれませんが、近年のブースト、ターボによる電池の酷使、
モアパワーの流れに従えば必然なのかも。

ニッケル水素時代をご存じの方なら0.3Vのありがたみはお分かりいただけるかと。

もう一つの特徴は、1セルあたり4.2Vの通常モードで充電すれば、
表示容量の4000mah入り、4.35Vで充電した場合は表示容量より
約10%多く蓄電されるということ。


4.35Vブチ込むためには充電器にちょっとした細工が必要です。
充電器は通常、1セルあたり4.2Vで充電終了になるようプログラムされていますので
HVリポをいつも通りの充電器でいつも通り充電しても8.4Vで終わります。
満充電の終了電圧をいじれる充電器が必要です。

・ハイペリオン製充電器のEOS0720I-AD, EOS0730I, EOS0720iSDUO3は
 ファームウェアのアップデートでHVリポモードが追加されます。

・POLARON充電器 は終了電圧が変更可能です。


・新発売のハイテックmulti charger X2 AC plusはHVモードが搭載されています。

【※重要※】
通常のリポを充電する際は、必ず終了電圧を4.2Vにセットして下さい。
また、通常のリポをHVモードで充電してはいけません。
上記を間違えると爆発、火災等重大な事故につながります。


ですので、HVリポを使用する場合はすべてのバッテリーを
HVに統一することを強くおすすめします。

通常リポとHVリポを混合して使用することは非常に危険と思います。

と、使い方を間違えると危険で物騒なバッテリーですが、
今後各社から発売される予定があるとの噂も。(真意の程は不明)

通常のリポでも使用方法を誤れば事故につながります。
今一度、バッテリーの安全管理を見直してみるのもいい機会ですね。