ハンドクリームが手放せない季節になってきた | 薬剤師が伝授する知らなきゃ損する健康知識

ハンドクリームが手放せない季節になってきた

朝晩はひえるようになってきました。

 

空気が乾燥して来ると、口の渇きや喉の乾燥、

 

手荒れなどを感じる季節になってます。

 

そうした体の変化で季節を感じるのも、人間ならではでしょうか。

 

 

肌のカサつきは、秋から春にかけて、ずっと悩まされることがあります。

 

近年の新型コロナ等の感染症の流行で、以前ほど消毒しなくても、

 

最近ではマイコプラズマ肺炎の流行、季節性インフルエンザの流行の開始により、

 

やはり夏よりかは手洗い・消毒の意識が高まっていることでしょう。

 

 

ドラッグストアでは、多くのハンドクリームが店頭に並んでいますが、

 

どのようなものを選択すればよいのでしょうか?

 

 

大きく分類すると3種類ほどに分類されます。

 

保湿成分系(ワセリン・セラミドなど)が主成分のものが、まずは基本になります。

 

 

皮膚が固くなってひじ・ひざなどがゴワつく時は、

 

尿素系クリームを塗って角質を溶かしていきます。

 

ただ、尿素には刺激性があったり、

 

上記のように角質を溶かすような働きがあるので、

 

皮膚の薄いところや傷の部分には使用禁止です。

 

 

あかぎれが出来始めていたり、冷えてしもやけのようになって、

 

かゆみが生じている場合は、ビタミン系がよいでしょう。

 

皮膚の代謝機能があるビタミンAや血行を促進させるビタミンEが効きます。

 

その他にもかゆみの成分がプラスで配合されているものもあるので、

 

これらを選択していくのもいいかもしれません。

 

 

手荒れを防ぐには、手を正しく洗って、

 

こまめにハンドクリームを塗ることが大切です。

 

泡で包み込むように洗い、水分をきちんと拭き取り、

 

ハンドクリームなじませるように擦り込むことです。

 

 

悪化して皮膚科のお世話になる前に、

 

しっかりと普段からのケアを習慣化させておきたいものですね。