相性がよくない人との付き合い方
人間は社会性のある生き物で、本当に一人では生きてはいけません。
昔より希薄になったとは言え、仕事でも何でも、何かしら、
人とコミュニケーションを取らざるえないということが、社会生活を営む上で必要です。
その中で、どうしても性格というか、ウマが合わないということも出てきます。
男女においては、
「生理的に合わない」
という言葉で表されることもありますし、同性でも
「本能的に合わない」
と表現されることもあります。
こういう人間関係というのは、誰しも持ったことがあるのではないでしょうか?
しかし、これはある意味正常であります。
心理学では、知人が100人いれば、20人は好意的、10人は敵意的、70人は無関心と言われています。
つまり、2:1:7で約1割はどうしても合わないような人はいるということです。
ですので、そのような人がいることに、心配することはありません。
ただ、合わないと言っても会わないわけには、現実問題いかないこともあります。
こういうときは、距離を置き、視線の角度を確保することで、ストレスが軽減されます。
物理的な距離が離れれば離れるほど安心感は増します。
ただ、職場の席次上、そのようなことも出来ないこともあるでしょう。
そのようなときは、視線の角度を調節することとします。
視線にもろに入ってくると、気持ちも穏やかにいられません。
ですので、なるべく角度をつけて視野に入りにくくするということができると
安堵感が増すようになります。
対面の座席であれば、資料や関連書籍で顔を隠すようなスペースを確保する、
隣の座席ならば、パーティションを作るようなデスクにする、などです。
このとき、注意したいのは、完全に避けようとしないことです。
完全に避けようとすると、苦手意識はさらに加速しやすいですし、
その感情は、伝わってしまいがちです。
相性が悪いのは、自分だけではありません。
どんなに八方美人や付き合いのいい人でも存在するものです。
自分だけではないということも理解して、過ごしていくのも必要なことですね。