気圧の変化で歯に痛みが出る
梅雨時を始めとして、夏から秋にかけての台風シーズンでは、
気圧の変化が著しいものです。
こういう時は、体調を崩しやすいもので、関節痛や頭痛などがよく起きます。
これらと同様に痛みが出やすいのが、歯痛です。
歯の神経や血管が詰まっている歯髄腔というところは、
通常外気圧と同じ気圧ですが、
台風がやってきたり登山などをしたり飛行機に乗ったりすると、
歯髄腔での炎症が起きている場合、刺激されて痛みが出る場合があります。
また、過去に虫歯治療や被せ物がある場合、
時間が経つと虫歯ができたり隙間ができたりして、空気が侵入しやすくなり、
神経が空気に押されて痛みが出ることもあります。
特に虫歯の治療で神経を抜いた後に、
細菌が根っこの中に入り込んで炎症が起きてウミが溜まった時は厄介です。
このときの治療は、根の中を完全に消毒して治療する必要があり、
時間もかかります。
こうした痛みが出ないようにするためには、定期的に歯の検診をすることです。
歯の健康状態のチェックは、放ったらかしして悪化させる前に治療が出来るので、
後で大変な治療になることがありません。
もし、夏の台風の接近や夏のレジャーで飛行機に乗った時、
高山にいった時などの気圧の変化で歯に痛みが出たときには、
早めに歯科にかかることをオススメします。