安眠グッズとしての枕の選び方の基本 | 薬剤師が伝授する知らなきゃ損する健康知識

安眠グッズとしての枕の選び方の基本

寝苦しい夜がまだ7月の前半だというのに続きます。

 

これですと、夏本番が思いやられますね。

 

この時期の寝る時に重要なことは、「エアコンをつけっぱなしにすること」

 

と言われていますが、快適な睡眠のために、

 

あなたは他にどんなことにこだわっているでしょうか?

 

 

スマホの使用などの生活習慣や音・室温・ストレス・入浴時間・軽運動の実施

マットレスの固さ、など様々な要因が挙げられるでしょう。

 

 

その中で、枕にこだわるという人もいると思います。

 

それは、少数派ではなく、かなりの数がいるのではないのでしょうか?

 

わたしも2つの枕を使い分けています。

 

 

実際、枕によって頭痛や肩こり、腰痛も改善することがあります。

 

ですので、適切な枕にすることは大切です。

 

 

枕選びで重要なことは2点あります。

 

それが、「高すぎず低すぎず」という高さです。

 

枕は高くても椎間板が飛び出しますし、

 

低いとじん帯がゆるんで神経を圧迫させることがあります。

 

ですので、適度な高さは必要なのです。

 

適切な高さは6センチから7.5センチと言われています。

 

この高さは、やや固めの枕を手で押さえたときの感じです。

 

その範囲で選ぶということがまずは大事です。

 

 

そして、「枕にこだわり過ぎない」というのも大切です。

 

実は、今までの睡眠に関係する研究論文では、

 

睡眠の質と枕の関係はそれほど重要視されていません。

 

 

逆に枕を気にしすぎることで、合っていないと感じて枕が合わないと勘違いして、

 

脳が興奮してしまうこともあります。

 

 

また、新しい枕を試した時というのは、

 

2週間ほど使用してみないと、慣れてきませんので、

 

数日で寝付きが悪くいと思っても、少し我慢してみることは大事だったりします。

 

 

そして、夏は水枕・氷枕など頭を冷やして寝るのもいいことです。

 

頭蓋骨に囲まれて熱をためやすいので、

 

積極的に取り入れてもいいかも知れません。

 

人生の1/3を過ごすための大事な寝具ですから、

 

しっかりと選択して使いこなしていきたいものです。