小児時の睡眠習慣は成人になってからの精神疾患に繋がる可能性 | 薬剤師が伝授する知らなきゃ損する健康知識

小児時の睡眠習慣は成人になってからの精神疾患に繋がる可能性

暑くなりましたね。

 

関東地方は危険な暑さで梅雨特有の湿度もまだ高いので、本当に体に堪えます。

 

寝苦しい夜がやってきたという感じです。

 

熱帯夜には電気代の高騰は不安要素ではありますが、

 

ためらわずエアコンの使用をしていきましょう。

 

 

最近は、子供もスマホやタブレット端末に準ずるものを個人的に所有しており、

 

昔より睡眠時間は短くなりました。

 

 

睡眠時間の短さは、体に影響を及ぼさないのかというと、

 

そうでもなさそうです。

 

 

イギリスでの研究ですが、生後6ヶ月~7歳までの睡眠時間が少ないと、

 

成人の精神疾患リスクが高くなるというデータがあります。

 

約1万5千人の追跡調査です。

 

 

それによると、夜間の睡眠時間が10時間を下回っていると、

 

24歳時の精神疾患のリスクがかなり上がり、

 

約2.5倍~3.5倍ほど高くなるということです。

 

 

子どもの睡眠時間の少なさが良くないことは、以前から指摘されていて、

 

ADHD(注意欠如多動症)のリスクが上がるとも言われています。

 

 

「寝る子は育つ」と言われますが、この格言は当たっているということでしょう。

 

睡眠負債が多い日本人、睡眠の環境によって、

 

睡眠時間はかなり変化していきますので、

 

子供に限らず成人もきちっと眠れる環境を保って健康に留意したいものです。