入浴と健康は密接な関係にある? | 薬剤師が伝授する知らなきゃ損する健康知識

入浴と健康は密接な関係にある?

梅雨寒は毎年よくあるものですが、今年はそんな感じが全くありません。

 

むしろ、熱中症のリスクの方が高くなっています。

 

これも酷暑時代の到来なのかと思うと嫌になります。

 

 

そんな中、お風呂は熱いので、

 

湯船には入らずにシャワーで済ますという人も多いことでしょう。

 

ですが、湯船に入ることは結構大事です。

 

日本のデータでは、毎日入浴する人と週2回ほどしか入らない人を比べると、

 

要介護のリスクが約30%ほど減らせて、

 

脳・心血管疾患などのリスクも同様に約30%減らせるというデータもあるようです。

 

ただし、入浴頻度が健康な人で週2回以下というのは、考えにくいので、

 

あくまで参考といったところでしょう。

 

 

入浴して湯船に浸かると、

 

血流のアップ・筋肉や骨の負担軽減・むくみの改善と言った効果が得られます。

 

順番に見ていきましょう。

 

 

一番感じるのは、血流アップでしょう。

 

冬は全身温まるのが実感できますし、夏は水温を結構下げても、

 

入浴後に汗をかいていることがあります。

 

温浴効果というのは想像以上だったりします。

 

 

筋肉や骨の負担軽減は、浮力によるものです。

 

体重の負荷は、筋肉の緊張を和らげます。

 

よく、リハビリでプールをつかったりすることがありますが、

 

これは、それらの効果を狙ったものです。

 

 

むくみの改善は、水圧によるもので、

 

全身がもみほぐされるような効果が期待できます。

 

むくみはどの世代も気にする症状ですので、

 

そういう意味でも湯船に入ることは、とてもいいと言えるでしょう。

 

 

 

水圧で入浴制限が出て無ければ、積極的に湯船につかって、

 

リラックスも兼ねて体をいたわりたいものです。