あざの種類は意外と多い
体をぶつけると出来るあざ、見た目も良くないものですが、実はあざの種類はかなりあります。
◯蒙古斑(もうこはん)
アジア人には100%あると言われる蒙古斑、これは、
胎児のときに色素細胞が皮膚の深部に残ってできた青あざです。
放っておけば段々と消えていくことがほとんどです。
◯太田母斑(おおたぼはん)
顔にできるあざで、蒙古斑と同様に胎児時に出来ます。
メラニン色素を作る細胞の定着に何らかの異常が起きて、
皮膚の深部に集まってメラニンを多く生成することで出来ます。
そのまま残ることも多いあざの一つです。
◯扁平母斑(へんぺいぼはん)
顔や手に数ミリから数センチの大きさで出来る茶色のあざです。
メラニン色素を作る細胞の異常活発で出来ます。
子供の頃から存在したり、成長時に大きくなることがあります。
◯老人性血管腫
赤いデキモノで数ミリの大きさでやや隆起しています。
体のどこでも発症することがあります。
老化や紫外線の影響で血管が増殖して出来る良性の腫瘍で、放っておいても問題はありません。
ここからは注意が必要なあざです。
●IgA血管炎
足に小さなあざが多くできます。
血管を攻撃するタンパク質が増えてしまうことが原因で、
腎臓が集中的に攻撃されて透析が必要になる場合があります。
●特発性血小板減少性紫斑病
血を止める機能がある血小板が少なくなってしまう病気で、血が止まりにくくなってしまいます。
IgA血管炎同様、血管を攻撃するタンパク質が増えてしまうことが原因です。
特に頭部をぶつけた時に脳内出血を起こすことがあり、最悪の場合は死亡してしまうことがあります。
注意が必要なあざは、一気に数多く出来ることが特徴です。
もし気になったら、一度皮膚科受診をオススメします。