低所得層は腎機能低下の速度が速い?
何をするにもお金は必要ですが、
加齢に従って、健康を維持するのにもお金は当然かかってきます。
日本での協会けんぽでのデータで、
低所得層は腎機能低下の速度が速くなるという研究が発表されました。
それによると、平均月収約80万円の最上位グループと
平均月収約13万円の最低位グループとの比較で、
約70%ほどの差が出ているとのことでした。
慢性腎臓病は、最近患者数が増えている、新たな国民病とも言われている病です。
進行すれば、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなり、
腎不全になれば、透析治療が必要になります。
透析治療は、週3回1回5時間以上の長時間の治療が必要ですから、
日常生活の制限がかなりキツくなります。
慢性腎臓病は、厄介なことに、ほとんど初期症状がありません。
ですので、普段からの健康意識というのがとても大切になってきます。
高所得層では、健康に気を使っている、健康にお金をかけているということで、
このような結果が出たのではないでしょうか。
ですので、慢性腎臓病に限らずとも、と思われます。
何にお金をかけるのかというのは、普段から悩ましいものですが、
健康長寿を望むのであれば、
やはり、体の病気予防に、ある程度は出費の覚悟も必要と
考えておいた方がいいかも知れませんね。