冬の血圧上昇対策 | 薬剤師が伝授する知らなきゃ損する健康知識

冬の血圧上昇対策

冬になると血圧が上がるのは仕方がないことです。

 

これは、寒ければ血管が収縮しがちになるからです。

 

 

ですので、高血圧の治療薬も冬場と夏場は濃度変えたり、

 

種類を変えたりすることもあります。

 

 

できれば薬は飲みたくないですし、

 

飲むにしても種類を減らしたい・強くない薬で対応したい、

 

と思っている患者さんは多いものです。

 

 

冬場の高血圧の対策は、室温です。

 

室温が1℃違うだけで血圧も1mmhg違ってくるとも言われています。

 

ですので、室温はなるべく暖かくしておきたいです。

 

そのボーダーラインは、18℃ぐらいと言われています。

 

これより下がると体が反応して血圧が上がりやすくなります。

 

 

ただ、18℃というのは、日本では、実際下回っている家庭も多いです。

 

雪深い北海道や北陸地方は、部屋を暖かくしていることがおおいのですが、

 

その他の地方では、十分な暖かさでは無いというデータも存在します。

 

 

また、部屋が寒くても厚着をしていれば大丈夫と思うかも知れませんが、

 

むき出しになっている手などを伝って血圧が上昇しやすくなります。

 

ですので、部屋全体を温めておくというのが実は結構重要なのです。

 

 

電気代の高騰もありますが、暖房器具を適切に使って、

 

冬に多い心疾患を予防するように心がけておきたいものです。