梅雨明けも間近となりましたが、たいへんな暑さの中、ようこそご来場下さいました。

 

今夜の出し物は「今戸の狐」と「春雨宿」の二席です。

また酒蔵の小噺ができました。

ブログの方はYouTubeでお聴き願います。


諸見湯山(その249) 「栃木のきみの湯温泉」

栃木県矢板の「きみの湯温泉」へ行って来ました。いや、佐久山にある佐久山温泉の「きみの湯」です。

5月22.23日です。

近くの魚屋さん経営の湯で、ややぬる目の掛け流し、本物の素晴らしい湯でのどかな場所にポツンと建っています。

 

 きみの湯 入口

 

休憩室にテーブルが並んでいて、酒、さかなを売っています。

魚屋さんだけに美味しいものがいっぱい有ってご機嫌です。

この日は矢板の知人宅へ泊まって、次の日も湯に入りに行きました。

名湯を見つけました。


 佐久山温泉 きみの湯の休憩所



「42年ぶりの杉友寄席」

杉良太郎さんがご自宅で我々若手の二つ目の為に落語会を開いて下さいました。

出演者は無名ですが、お客様日有名人ばかりです。

人間国宝の中村勘三郎さん、江利チエミさん、その他各界の名士ばかりです。

 

この予選会を通過した6名の決勝戦が明治座で行われ、私が運良く勝って多大な賞金を頂きました。

 

その杉友寄席が42年ぶりの復活です。 

6月5日、お江戸日本橋亭で詐欺防止キャンペーン落語会として開かれました。

 

吉原朝馬さんの詐欺防止落語の他、みんな詐欺にかかわる落語を口演しました。

私は「かつぶしまんま」を披露しました。

 

政界や警察関係の方、他に一般のお客様もおいでになり大盛会となりまして、八百夜とはえらい違いでした。

終演後は銀座での打ち上げと、懐かしくもあり楽しい一夜でした。

 

 杉さんを囲んで!

 

 

「武雄温泉と御船山」

 

先夜の八百夜(6月13日)は、私は一席務めて後を弟子に託して、8時の新幹線で岡山には11時過ぎに着きました。

翌朝、早く起きて福岡へ向かい武雄温泉へ行きました。

ここは何回も来ていますが、前回からは8年ほどたっています。

 

その頃駅近くの道路を整備していましたが、すっかり綺麗になっていました。

やはり新幹線が止まると立派な駅になりますが、初めて降り立った時の木造の駅舎は味が有りました。

 

 武雄のマンホール

 

さて、11時から佐賀県の農家のお婆さんを相手の健康講座です。

もっとも私のスタイルは和服で落語をやります。

「転失気」と「金婚旅行」と二席務めての1時間です。

田舎のお年寄りといっても皆さんの感度は素晴らしいです。大いに笑って頂きました。

 

終演後は14.15日と武雄温泉元湯の宿、楼門亭へ二泊しました。

3つの湯小舎があり、すべてに入れます。

元湯は明治5年に建てたもので、天井も高くて立派な建物です。

 宿の桜門亭

 

武雄は熱いお湯で有名ですが、年配の方はこちらに入るようで長年慣れた温度が1番いいようです。

桜門亭にあるお湯は新しい建物でお湯も普通の温度で、こちらは若い人が多いです。

適温に入れるのが、ここの魅力です。

 

東京と武雄では夜明けが40分ほど違います。

翌朝はなかなか夜が明けませんでしたが、5時20分に山登りに出かけました。

この武雄の里、と云うのでしょうか、目の前に見える御船山です。

朝のヒヤッとした空気は何ともさわやかです。

 

帰りに武雄神社に寄りました。

この裏手にある大クスノキは御神木です。

根本の部分の空洞は12畳あるそうで、中に天神様が祀られています。

尾久島の縄文杉を見て以来の大感動でした。

 

 大クスノキ