雷蔵八百夜 441夜 2月10日

 

今日(9日)は風の強い朝です。少し厚着して散歩に出かけました。

橋の上へ行くと、富士山と筑波山がはっきりと見えて、嬉しい気分になりました。

男体山はボンヤリとしていて、どうなら雪のようです。

 

明日(10日)は雪のようで八百夜が心配ですが、いくら心配してもきりがありません。

どうにかなるものでもなし、なるようになるとあきらめました。


この一月で「麻生さん」と「クラゲ」と二つの小噺が出来ましたので、高座で披露します。
今晩は「蒟蒻問答」と「引越しの夢]の二席です。



諸見湯山(その244)  「新春の赤かぶ寄席」

1月22日、下呂市の赤かぶさんへ行きました。コロナもあって久しぶりです。

文字通りの一人会で、およそ1時間半「やかん」「火事息子」「浮世床」三席しゃべりました。

  赤かぶさんの玄関で 赤かぶさんご夫妻

 

終演後は高山市久々野のこだわりの酒店坂本さん持参の新潟の酒「天福」で一杯やりました。

スズの熱燗器でのぬる燗の酒は真に結構、坂本さんと二人で一升空けてしまいました。

旨い酒とお客様の語らいで楽しい晩でした。

 

明くる日は、赤かぶさんとひめしゃがの湯です。

一月いっぱいで休館してしまうとの事で、ギリギリ間に合いました。

ひめしゃがの湯がひしゃげた湯になってしまうのは実に惜しいです。

再開を願っています。

 

    

 

休館のお知らせ

 

この湯は無色透明ですが、空気に触れると赤っ茶けます。

沸かしていますが、掛け流しな贅沢なお湯です。

 ひめしゃがの湯

 

 ひめしゃがの湯のロビー

 

その後、下呂の温泉街の上の方にある「ごめん」に行きました。

まったくの普通の家で、うっかりすると通り越してしまうような店ですが、味は絶品、旨いソバです。

御主人だけで営業してまして、正に一人で切り盛りのそば屋さんです。

 

 ごめんのお店 左下にあるのが赤かぶさん制作の看板

 左が赤かぶさんの奥さん 右が「ごめん」のご主人

 

私はもりそばでお酒を1合いただきました。

 

天ぷらの盛り合わせがあって、10種類以上の野菜です。

エビが一匹あるだけで、あとは野菜で大根もありました。

早くもふきのとおも乗っています。

 

オリーブオイルで揚げる素晴らしい天ぷらのようです。

私は赤かぶさんのを二つだけ分けてもらいました。

探してみると良い店はあるものです。

口コミだけでお客さんが来ているような、実にいい店です。


次の日は10年に一度の寒波が来る、という事で早めに帰ってきました。