雷蔵八百夜 415夜 12月8日

 

本日の出し物

 「ねずみ」

 「片棒」

 

お客様へお願いです。

長い間、入場料を据え置いてまいりましたがコロナの影響で少し運営が厳しくなりました。

来年度より値上げさせて頂きますが、何とぞご理解のほどをお願い申し上げます。  

 

諸見湯山(その218)  「仙台花座から中山平温泉へ」

 

11月7、8日と花座での独演会です。

久しぶりの地方公演、新幹線に感激です。二日間で9席の公演、大変くたびれましたが、さわやかな疲れでした。

 

終演後は川渡(かわたび)温泉、玉造荘へ向かいました。

事前に宿から連絡がありました。

「楽天からの予約ですが、GO TOを利用した方が安くなります。いかがいたしますか」と云う事でして、そりゃ安いほうが良いに決まっていますのでキャンセルをお願いしました。

 

お湯は黄緑色でお茶のような色です。掛け流しの結構なお湯でした。

料金は35%OFFで、2千円の商品券までついています。

 

ホテルで地元の地元の新米を打っていました。2キロで1800円。少し高いですが買ってみました。

もちもちしていて美味でした。

 

川渡で1泊、その後は中山平温泉へ3泊しました。陸羽東線で3駅ですが、歩いていきました。

風が強くて何度も帽子を飛ばされながら2駅先の鳴子温泉までは向かいましたが、ここから先は登坂となるので、さすがに断念して、もう一駅は電車に乗りました。

 

 

 中山平から見た県境の山々

 

中山平温泉で下車、歩いて5、6分ほどの山の中の宿「星の湯旅館」へ泊りました。

聞こえるのは鳥の声だけの静かな所です。お湯は無色透明でぬるっとした名湯です。

 

翌日、一駅先の境田まで7キロの歩きです。お天気も良く、いい気分です。

前の晩、雪が降ったようで県境の奥羽山脈はうっすらと雪化粧しています。

下の方は、紅葉で真にいい眺めです。

 

山形に入ってすぐに封人(ほうじん)の家です。

芭蕉が3日滞在した家が建っています。ここの役人で庄屋さんであり、宿も兼ねていた家です。

「蚤虱(のみしらみ)馬の尿する枕元」と詠んだところです。

 

 封人の家 板の間の向こうに部屋が3つ。すぐの部屋に泊まったようです。

 

 外観

 

 

近くに食堂があり、店先でアユを焼いています。

香ばしい臭いにつられて店に入って一杯やりました。

そのうちに雪が降ってきて雪見酒となりました。

 

食堂での雪見酒

 

仕上げのきのこそばは、ふーふー言いながら食べましたが、その旨い事。忘れられない味です。

また店ではきのこや塩を売っています。山の中でなんで塩を、と思いましたがここは山形、漬物の産地です。

漬物にする日本海の旨い塩だそうです。

 アツアツのきのこそば

 

 日本海の天然塩

 

その後、駅前にある分水嶺を見物、鳥井をくぐってきた水が右と左に別れて流れていきます。

 

 境田駅前の分水領

 

その次の日は鳴子峡の紅葉見物です。

少し色褪せてはいますが」、見事なものでした。

GO TOで人が動いたせいで感染が拡大していますが、いまだに中止と行かないのは何故でしょうか。

 紅葉の名所 鳴子峡