雷蔵八百夜 371夜 2月8日

 

今夜の出し物

 「ねぎまの殿様」

 「ためし酒」




諸見湯山(その192)

「初詣で・初湯は出雲から」

 

正月は元旦から都内の寄席に出演しまして、15日やっと一区切りつきました。

翌16日、夜10時東京発のサンライゾー出雲(夜行寝台)に乗り込みました。

翌朝、朝6時過ぎに岡山に着いたときはまだ真っ暗です。

ここから伯備線に入って日本海側へ出ます。そのうちに夜も明けてきて、備中高梁を過ぎた頃からあたりが少しづつ白くなってきました。さらに山奥へ入るにつれ、真っ白になりました。

車窓からの眺めは最高です。

米子近くになると大山(だいいせん)の雄姿が見られますが、この日はあいにくと雲の中に隠れていました。

 

 

  伯備線、あたりは真白です

 

  伯備線の車窓から

 

9時半、終点の出雲市着です。降りる時にうっかりしてドアに目の上をぶつけてしまいました。大したことはなかったのですが、目の回りがどす黒くなり、酔っ払ってケンカをしたような顔になってしまいました。

 

出雲は雪もとけて、天気も穏やか結構な朝です。

バスに乗って出雲大社へ初詣でに行きました。

平日とあって観光客もパラパラです。

おみくじを引きますと、今年は開運の年としてありました。

有難く財布の中に入れてあります。

 

  出雲大社

 

その後、出雲市駅前にある出雲駅温泉・ランプの湯に入りました。

ここは何度も来ているお気に入りの湯です。

町中にあるのを感じさせない素敵な作りで照明はランプです。

お湯もかけ流しの本物で、鉄分の多いお湯です。

 

18日は玉造温泉での口演です。

早めに行ってのんびりお湯につかってから、二席おしゃべりして来ました。

17、18日と松江泊りで安部先生(春雨や落雷)にご馳走になりました。

 

 

1月20日、国技館へ行きました。初場所の13日目です。

 

杉山さん(八百夜ご常連)の招きで正面(TVには映らない側)の升席の二列目という最高の場所です。杉山さんと私、そして銀座の女性二人でごきげんです。

好きな相撲を見ながら美女にお酌をしてもらう、実にいい気分でした。

二時に入りますと、幕下の取り組みで、佐渡ケ嶽部屋の琴鎌谷(親方の長男)の相撲でもちろん勝ちました。

十両の宇良がたすき返りという珍しい手で勝った時は大きな拍手がありました。

稀勢の里は不戦勝でしたが、次の日に優勝を決めました。

 

  左が琴鎌谷

 

24日に、また玉造に行きました。

今回は大雪で空港から松江まで3時間もかかってしまいました。

一度目の時は痛い目に、二度目はえらい目にあいました。

今回も、またまた先生にご馳走になりました。

しばらくは粗食にも耐えられそうです。

 

  安部先生と松江のお店で 真中は大将・佐渡ケ嶽親方のいとこです

 

尚、次回の八百夜には春雨や落雷も出演します。

また落語チャンネルの録画も予定されています。