雷蔵八百夜  363夜  6月10日


今夜の出しもの。

奇妙な人情噺と滑稽話でお楽しみください。

 「お若伊之助」と「凝り相撲」です。



諸見湯山 (その184)


「松本から太宰府へ」


5月16日、新宿から『あずさ』に乗りました。中央線は久しぶりです。

曇り空で車内は日のあたる側も暑くありません。新緑の山々を眺めながら松本へ。


松本落語会世話人・筒井さんが迎えに出て下さいました。

いつもですと、いばらん亭(筒井さんのお店)のおいしい手打ちを頂くのですが、この日は腰を痛めてお休みとの事。そば打ちも楽ではないようです。


代わりに、そば処「野麦路」へ案内されました。

「とうじそば」を注文。鍋が火にかかっていて、中にはキノコや野菜入りのつゆが入っています。

このつゆを猪口に入れ、ゆでたそばが小さく盛られています。

可愛いざる(柄がついています)に入れたそばを鍋に入れ、さっと温めてから猪口に移して食べます。

口に入るまでに面倒な(そばだけに)作業です。

鍋に投じるから「とうじそば」だそうで、この辺りの農家の伝統食との事で美味でした。

お陰でお腹も暖まりました。


夜は484回目の会で、「船徳」と「青菜」を口演しました。


 とうじそば


次の日は、中央線で名古屋に出ました。

あいにくの雨でしたが、そのうちに上がってきました。 


名古屋から新幹線で博多へ向かいました。

西に行くほどいいお天気になっていきます。

この日は博多泊りです。

少しバテ気味で珍しく風呂へ入って飲まずに寝てしまいました。

9時間ぐっすり寝て目が覚めると、いいお天気で気分はそう快です。


この日は山登りで大宰府跡から四王寺へ。

日本最古の山城大野城があり、県民の森となっています。

下山後「みかさの湯」へ入り温泉で汗を流して新緑を眺めて一杯やりましたが、歩いた後の酒は旨いものです。



 大宰府跡



山から見た大宰府の街



 大野城の石垣の一部


翌日、この大野城市で仕事です。

事務所の九州スタッフ斎藤さんが熊本からやってきました。

益城町に近い所に住んでいますが、マンションは無事だったそうでホッとしました。



 元気な姿の斎藤さん


5月29日は群馬県桐生市の「泉龍院」さんへ行きました。

何度も呼ばれていますが、今回は講談の中田陽子さんといっしょです。


桐生市でも山の上の方にありまして、ここの長屋門は350年も前に建てられたものです。

終演後ご馳走を頂いて、おみやげにうどんも頂戴しました。



 泉龍院の長屋門