「……そうだな、バカみたいな事を聞いてすまなかった」
コイツも愛花も私とは住む世界が違う、なんて事は分かりきっていた事だ。
だからこういう答えでも全然以外に思わない。
きっと私の問いに私の思い通りの答えをする奴が居るとすれば、そいつはきっと私の様に血に汚れている人間だろう。
「いや、でももう言うなよな。さすがに友達が死んだらどうする、なんて事聞かれたら気分悪いからさ」
護は苦笑いしながら私にそう答える。
愛花も先程の殺意マックスな目付きから普段の凛とした感じに戻っていた。
二人は私が悪い冗談でも言っているように聞こえたのかもしれない。
だから謝った途端にそんな表情が出来るんだ。
けど、私tpしてはかなり本気で聞いていたんだけどな。
「お前だって、嫌だろ?」
「―― え」
と、唐突に護が私に声をかけてきた。
「だから、友達が死んだらどうするなんて聞かれたらさ。お前だって気分悪くなるだろ?」
そうなのだろうか、私はよくコイツの問いの意味が分からない。
友達なんて今まで一人として居なかった。
強いて言えば今隣で護の事をジリジリと睨んでいるアイネくらいだ。
「よく分からない、私には友達と呼べる奴があまり居ないから」
アイネが死んだらどうする、なんて事聞かれたら私はきっとアイネの死後の事についての回答をするだろう。
殺した奴を殺しにかかると思う。
それが私の中では当たり前な回答だから。
「そうなのか? けどお前は一応部員だぞ」
「部員? 何の話だ」
そう返すと護は呆れたかの様にため息をこぼす。
「二次元同盟部の部員だろう? まさか忘れてんのか」
「―― え」
昨日の公園での私を見たのに、コイツはまだ私を部員だと思っていたのか。
有り得ないだろ、普通なら私を拒絶するだろうに。
そうだよ、第一コイツは列車の中でも私とはもう関わらないって言ってたくせに。
「お前、自分の言っている事が矛盾してるって分かってるのか?」
ドスの効いた声で目の前の男にそう言った。
すると護は困ったかの様な表情で頭をかく。
/続く