「あれ、何でライトがここに」
火野川はライトを見つめながらそう呟く。
「って、アンタ達……ライトの知り合いなの?」
すると反対側のソファーに腰掛ける金髪の少女がそう聞いてきた。
「え? えぇ、まぁそんな感じですけど……」
「へー、ライト、友達出来たなんて一言も言わなかった癖に」
少し拗ねた感じで金髪の少女はライトを見つめる。
つか気になっていたんだが……。
「ところで……アンタ誰?」
かなり遅い問いを俺は口にする。
すると金髪の少女は髪をなびかせると静かにソファーから腰を上げた。
「私はアイネス・ヴァルハーケン。ライトの彼女で~す」
「か、彼女……?」
アイネスと言う少女の言葉に俺達四人はしばらく言葉を失う。
彼女って、この女はアレか?
同性愛者って奴なのか?
「む、何よその怪しい者を見る目は?」
「いや……同性愛者にお目にかかれるとは……」
「何よ、文句ある?」
頬を膨らませるアイネス。
でも少し意外だった。
ライトにもこんな友達が居たんだな。
「ライト、昨日はあんまり眠れなかったみたいなんだ。だからナイトタウンに着くまでの間、睡眠を取ってるって訳」
アイネスはそう言いながら再びソファーに腰掛ける。
「あの、ナイトタウンにはどういったご要件で行かれるんですか?」
薄型テレビに手を置きながらエレナはアイネスに問いかける。
するとアイネスは気だるそうに身体を横にした。
「ん~っとね~、最近若い女性ばっか狙った連続誘拐事件が起きててね~? その犯人を見つける為に行くの~。はぁ~、私としてはライトと遊びたかったんだけどね~」
と、その言葉に俺はとある男を思い出した。
あの時、公園で身体を震えさせながら涙するライトを見つめていた男。
「騎士団からの依頼か……?」
俺は無意識にそんな言葉を口にしていた。
/続く