インドへ帰国していた料理人の一人が、
ペットボトルに詰められた水を大事そうにお土産として持ち帰ってきました。

聖なる水『ガンジス川の水』です。


日本に残っていた他の料理人達は、

「よくぞ持ち帰ってきた!」

と、皆でその水を少量手に取り、
これまた大事そうに飲みはじめました。

料理人は今度は私に、
「さぁ~どうぞ!」

と、ペットボトルを差し出します。

中の水は“聖なる水”…。

感謝して手に注いでみたものの…、
手が~口に運んでいいものか悩みます。

そう、
ガンジス川は、体を洗う人、洗濯をする人、
さらに、命を終えた人や牛や~とあらゆるものが流される川でもあります。

インド政府が水質調査をして、
「飲み水ではありません」
と注意を促したこともあるガンジス川の水でもあります。

料理人が持ち帰った水は、すでに1週間以上経過しています。

しかし、インド人にとっては古くから伝わる聖なるガンジス川への敬いの感情は、揺るぎないものです。

「ガンジス川の水は汲み置いても腐らない」
「聖なる水を口にすれば病は治る」

料理人達の視線の中、悩むこと数秒…

まだ動かない手の水を見ていた自分の視界に、
テーブルに置かれたペットボトルの水が目には入りました…

( ̄□ ̄;)!!
何か白いものが浮いていませんか!

飲むべきかー…

断るべきかー…

料理人達、「どうした?」

私が躊躇しているとは思っていないようで、
満面の笑みを浮かべて私が飲むのを待つ料理人達。

私は…
ニッコリ笑い返して聖なる水を…
いただきました(^_^;)


そうですよ。
聖なる水ですもの!

科学的なことでは、判断できないこともあるはずです。

…自分に言い聞かせてます(笑)

料理人、
「もう一口どうか!」

f^_^;…後は、気持ちだけいただきます。