カースト(身分)をインド人は意識します。

インドでカースト制度が廃止された現在では、
「あの人はもともとあのカーストの人だから…」
と、まるで人種の違いを話しているような感じでカーストの話題がでます。

結構、カーストでその人の生活レベルを決め付けて話しをしているので、
差別的に聞こえることがありますが、

インド人に言わせると、
差別ではなく意識しているだけとのこと。

カーストの低い人を見下すというより、
カーストの高い人に気を使う、使い方です。


カレー屋の料理人達にも、
あらゆるカーストの出身者がいますが、
カーストがやはり
“意識”
されています。


料理経験が少ない若い人が新しくカレー屋に入ってきても、
自分より高いカースト出身者だと、厳しい指導が出来ないんです。


「やっていただけますでしょうか…」

と遠慮気味です。

怒りたくても怒れない…
そんなことで、能力向上しないんじゃ~困りものです。

この遠慮気味な行動と言動は最初だけなんですが、
気を使うクセは根本的に残っています。

カーストが関係ない日本人の私が、状況によってはカレー屋で怒り役になることも…。


彼らの日常生活にもカーストが見え隠れします。


一緒に生活している場合は、
お風呂に入る順番はカーストの高い者からと気を使います。

寝る時は、部屋が違っても足の向きがカーストの高い人に向かないように寝るとか…。


そういう気使いを心掛けることが、
インド人にとってはマナーのひとつになります。