ここ10年くらいで、「自己肯定感」という言葉は、メディアでも、身近なひとたちとの会話の中でも、あたりまえに使われるくらい、耳に馴染むようになりました。英語では、セルフ・エスティーム(=Self-esteem)といいますが、自己肯定感のほかに、自尊心、自尊感情、自己評価、自己有用感、自己効力感など、さまざまな言葉で表現されることもあります。しかし、自己肯定感をはじめ、これらの言葉がつかわれるとき、語るひとによって、また、聞く人によって、意味が異なっていることがよくあるように思います。
ですので、まずはじめに、このブログにおいて伝えたい「自己肯定感」について、定義しておきたいと思います。
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自己肯定感とは?
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自己肯定感とは、「私は大切な存在だ」「私は私のままで生きていていいんだ」という気持ちのことです。ディズニー映画『アナと雪の女王』のラストで、エルサが小さいころから、人目にふれてはならない、封印しておかなければならないもの、大事なひとを傷つける危険のあるものと思っていた氷の魔法の力を、自分自身が受け入れ、ひとびとの前で披露して喜ばれ、みんなからも受け入れられるシーンがありますが、あの、いいところもわるいところもある、それらすべてをふくむ、「ありのままの自分でも大丈夫」という感覚です。
また、自己肯定感は、基本的信頼感(Basic trust)と同じものであり、自分に対する信頼感・肯定感と同時に、ちょうどコインには必ず裏面もあるように、他者や世界に対する信頼感をともないます。ですので、自己肯定感のあるひとは、自分1人では大変なときや、自分の力ではどうすることもできないときには、他人の力を借りながら、困難を乗り越えることができます。反対に、自己肯定感が低いひとは、そのようなときでも他人を頼ることが難しく、1人で悩みや苦労を抱え込んでしまいがちです。
(つづきます。)