本好きらいおんのビジネス書と海外ミステリー探訪。 -5ページ目

本好きらいおんのビジネス書と海外ミステリー探訪。

月に10冊程度の読書の中から感想書きます。
人が成長するのは本、人との出会い、旅行である。

初めて読む著者でしたが楽しめました。



カール・ハイアセン。聞いたことはあったし、児玉清さんも絶賛していたので期待してました。



うん、期待通り。



600P近くあるボリュームで、話もシンプルですが飽きずに楽しめました。



ストーリーはダメ夫に殺されかけた妻があの手この手で報復をするという内容です。



単純です。内容が分からなくなることはないでしょう。



そこに個性豊かな出演陣の化学反応。



2匹の大蛇を飼う警部、毛むくじゃらでの道端の十字架を引っこ抜く大男、分かりやすい悪役のボス、あそこをク



ローバー型にしちゃう美容師の女(詳しくは本編で)などなど。



それぞれが個性豊かに作品の中でいい味出してます。



ニヤっとしてしまう場面も多々あり、本当気楽に読めます。



この作者にかかればどんなささいな日常もユニークでウィットに富んだ表現で綴ってくれるんだろうなと思います。



ジャンル的にはコメディタッチのミステリ?ではなくなんだろう。



ユニークな中にも背景にあるテーマの環境汚染に関してズバっと切り込んでいるところ、自然と読者に意識を向けさせるところは感心しました。



とりあえずハイアセンが命を吹き込んだキャラを堪能してください。



他の作品もぜひ読みたい。



誰かに「面白い小説ない?」って聞かれたら誰にでも勧められそうな作品。



僕がよく読むのは人がいっぱい死んだりしますから。



ま、今作も多少シモネタは多いですが許容範囲内でしょう。



ぜひ本屋で軽く手にとってみてください。

復讐はお好き? (文春文庫)/カール ハイアセン
¥930
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かなり新しい本です。



今本屋に行くとビジネスランキングとか、ビジネス書コーナーで目立つとこにありますね。



高橋歩さんの著書のような表紙でインパクト大。



個人的に今20代ということもあって、本のタイトルに「20代」というワードが入ったものはけっこう読んできました。



中でも最近勢いのあるこの著者の千田琢哉さんの20代シリーズは全部素晴らしいです。胸に響きます。



そのうちの1冊が今回の「死ぬまでに仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉」。



よくこういった本を読む人にとっては目新しいことはそこまでありませんが、大事なことを著者なりに砕いて説明してくれています。



確かにこれに書かれたことを胸に刻んだ若い社会人は強いと思います。



まずカバーの折り返しに書かれた教訓からはっとさせられます。



「20代で逃げたことは人生の最後までやらされ続ける」



中身のほうは10テーマで格10個ずつの格言が並べられてます。



その中から僕が気に入った3テーマから少しだけ紹介します。



まずは「仕事」編から。



「雑用こそ芸術的に仕上げる」


雑用と聞くと誰でもできることとして軽く見られがちですよね。



千田さんは逆に誰もができる雑用だからこそこだわって工夫して差別化しろと言っています。



差がつきやすく目立ちやすい部分でもあるわけですね。



僕も毎日の単調な作業こそ、例えば時間短縮できないかとか次の段取りを考えて行動するように心がけています。



次に「時間」編。



「Time is Life 遅刻は殺人と同罪。」



かなり辛口発言ですが、今ではこの重要性がわかります。お金よりも時間のほうが大事。お金持ちになった人々



の究極の理想は不老不死だからだそうです。



時間の使い方はビジネス書では永遠のテーマですよね。何かを成すには人生は短いからです。



例えばバスの待ち時間に10分あればビジネス書だと1テーマ、10ページは読めます。



例えば自転車で30分かかるところをタクシーで行けば10で行けて20分の時間が生まれます。



成功する人は常に時間を生み出す、時間を何に投資するかを考えている人だと思います。



僕も外出時は常に3冊は本を持ち歩いてます。単純に飽き性なだけですが。



最後は「勉強」編から。



「立ち読みで終わる人は、人生を傍観者で終える人。」



本は高いとか、読む暇がないからという理由で買わない人が僕の周りでもよくいます。



僕の少ない経験からはっきり言えるのは決して高くないし、読む暇はいくらでもあります。



単純に読むのがめんどうなだけというのが本当のところだと思います。



僕も昔はそうでしたからね。けど著者が書いているような内容を自分で経験して発見するまでの労力を



たかだか1500円程度で得られるのは非常にレバレッジが効いてると思います。



もちろん自分で行動して経験しないと机上の空論ですが、方向性が示されているだけでも天地の差があります。



仕事の師匠がその値段で手に入るなら安いもんではないでしょうか。



結果、仕事や日々の生活がより効率よくなって、本を読む時間も増えるという好スパイラルが生まれると思います。



「レバレッジリーディング」でおなじみの本田直之さんは



「忙しいから本が読めないのではなく、本を読まないから忙しい」という名言を残してます。



これからも時間に対する意識だけは持ち続けたいですね。



めちゃくちゃ長くなってしまった。



ビジネス書のレビューは難しい。自分の経験と絡めるともっと具体的になるしウダウダ長いのもねぇ。



だんだん工夫してまとまりよくしていきます。



何はともあれ必ず1つは頭をガツンと叩かれる言葉、背中を押される言葉に出会えると思います。



いい言葉って本当に素晴らしい。



そう思える素晴らしい本です。



ぜひ本屋で開いてプロローグだけでも目を通してみてください。

死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉/千田 琢哉
¥1,155
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「自分流に生きるには骨が折れる。」



こんな渋くて男前な1文から始まる最高にカッコイイ男による男のための小説。



主人公フランク・マシアーノ、通称フランキーマシーンは引退した元マフィアの凄腕殺し屋。



還暦を越え、今は釣り屋を営むおじいちゃんですが、ある日突然やっかいに巻き込まれ命を狙われるはめに…



真相を探るべく、過去に関った出来事を振り返りながら逃げたり反撃したり。



現在と昔が交互に綴られる方式。そしてカッコよく言い切る文体。



ウィンズロウが斬新な手法を用いてこのフランキーマシーンをカッコよく作り上げる。



圧倒的なスピード感で展開されるストーリーにページをめくる手が止まりません。



とにかくこの物語、ミステリ性とかアクションとかがふんだんに含まれてるものの



何よりこの主人公が渋くてカッコよすぎる。



生き方、セリフ、過去の実績、、もう気持ちいいくらい敵を無力化していき、どんなピンチも機転を利かせ切り抜ける。



過去の話、フランクが一流の殺し屋になるまでの青年期も文句なしで面白いです。



自分の信念は貫き通す。その姿は敵にも畏敬の念を抱かせます。



毎朝3時45分に起きてオペラ鑑賞にサーフィンという優雅な生活ですが



スイッチはいると止められない。



上下巻で出てますが、余白も多く文体が短文で構成されてるため



いや何より内容が秀逸なためスラっと読めます。



そして最後のエピローグで思わずニヤリとすることでしょう。



人間はバンバン死ぬけど、重くなくどこかユーモアを感じさせる作者の力量がすごいです。



シビれる男に会いたいならぜひ。



ウィンズロウは殺し屋を描くのが上手くて、前作「犬の力」でも(これも相当オススメです)カランという22口径を愛する一匹狼が登場しました。



ウィンズロウは全作品追いかけたい作家の一人ですね。



ちなみにこの作品、もうマフィア役はやらないと言ったロバート・デニーロが



主人公のカッコよさに惚れて映画化権を獲得したらしいです。



この冬公開?かな。



そちらも楽しみです。



今日はこの辺で。

フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫)/ドン・ウィンズロウ
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フランキー・マシーンの冬 下 (角川文庫)/ドン・ウィンズロウ
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