私の場合の真実告知について。



里帰り出産してから1か月が経ち、
私と夫が娘を連れて帰ろうとした時、
父に呼び止められた所から始まりました。



父「お前たちに話しておきたいことがあるんだけど…」



いつもとは違う神妙な空気を出す父に、
私は直感的に、
「とうとうこの日が来たか」と悟った。
真実告知されるとすぐに分かった。
頭はすごく冷静に働いていたのに、
心臓が嫌にバクバクしていたのを覚えています。



気がつけば、母も同じ部屋にいました。



父「ずっと言えずにいたんだけど、
実はお前を産んだ母親は別にいるんだ」



私「…分かってたよ。ずっと前から」



父「そうかぁ…」



私「高校生くらいから、気づいてた。だって、血液型違うし、戸籍にも書いてあったし…」



母「そんなに前から気づいていたんなら、聞いてくれたらよかったのに」



私「そんなの、普通、私から聞けるわけないじゃん」



母「昔、おばあちゃんがご近所さんに、あなたが養子だって口を滑らせたのよ。だから、他の人があなたが養子だって言ってないか、ずっと心配だったの」



私「…それは無かったかな」



この時の、母の「聞いてくれたらよかったのに」発言はめちゃくちゃイラッとしましたしょんぼり
そんなナイーブなこと、気軽に聞ける子どもがどこにいますか?と。



そして、私からも
気になっていたことを聞いてみた。



私「産みのお母さんは、知ってる人なの?」



父「いいや、会ったこともない、知らない人だったよ。お前が生まれてすぐ、連絡が来て、お母さんとお前を産院に迎えに行った時、初めて会った。それからは、一度も会ってない」



私「なんで、私を養子に出したの?」



父「若くて、結婚もしてなかったから、育てられなかったらしい」



私「ふーん…」



本当はもっと詳しく聞きたかったけど、
空気が、あまりにも重苦しくて聞きづらかった。



何より、私の横で、絶句…というより、
キョトンアセアセとしている夫が気になった。



いきなり、嫁の両親から、
嫁が養子であることをカミングアウトされた
夫の心境はいかなるものやら。



それを、父も察してか、



父「でも、養子といっても、お前は特別養子縁組だから、戸籍上も実子になっているし、これまでもこれからも、何も変わらないって思ってる」



と矢継ぎ早に、私たちに言った。
私は「うん」としか言えなかった。
夫も、「分かりました」と頷いた。
後で、夫に、この時の気持ちを聞いてみると、



『めちゃくちゃびっくりしたし、
どんなリアクションをすればいいか分からなかった真顔
でも、養子だとしても、
ちぃの親御さんであることには変わりないし
これからの関係も変わらないでしょ?』



との神対応。
本当にありがたいです。




でも。
ここで、私の本音を言わせてもらうと、




真実告知の場に、
なぜ夫を同席させた!?チーン



夫婦だとしても、
これは、私たち家族の話であって、
かなりデリケートな問題だと思うのです。



まずはじめに、私だけに真実告知をして、
その上で、夫に伝えるかどうかの判断は
私に委ねてほしかったです。



夫を同席させたことで、
産みの母の詳細も聞きにくかったし、
私の本当の気持ちも言えなかった。



今思い出しても、
一方的に話を押し付けられたような感覚でした。



両親からしてみれば、
私たち夫婦で、真実を受け止めてほしいと
思ってのことかもしれませんが…



個人的な希望では、
きちんと家族だけの空間で、
話をしてもらいたかったです。ショボーン



どちらにしろ、
29年目にしての真実告知は
私がある程度、真実を知っていただけに
特に改めて衝撃があるわけではありませんでしたが、



私が知りたいと思っていた



産みの母親のこと


養子に出された理由



の詳細を聞くことはできずに終わってしまいました。