幼い頃から学校で8/6になると夏休みでも学校に行って原爆について、戦争について聞かされたものだ。
今思えば、幼いながらに戦争は何もいい事をもたらさないのは理解していたと思うけど、自分が生まれてからの日本は平和だった。
だから学校で原爆の話を聞いたり、悲惨な写真を見せられても遠い昔の事、他人事のようにしか思えなかったと思う。
遠い遠い昔の事のように感じるのは今でも同じ。
でも、まだたった70年なんだね。
今日、たまたまテレビで原爆の話のドキュメント(筑紫哲也さんの再放送)を観た。
当時の悲惨さを知る人は今80歳。ほとんどの原爆経験者は他界し、その時の事を語れる人は少ない。
インタビューで
子供や孫から原爆の日の事を聞かれる。戦争の恐ろしさを伝えていきたいのは山々だ。だが思い出すのも怖い。あの光景は思い出したくもないし、口にしたくもない。
と経験者は言っていた。
そんなコメントを聞いたら、
「おばあちゃんが生きてた頃に戦争の事をもっと聞いておけばよかった」と思えなくなった。
原爆被害者(経験者)が
「核兵器を作ったアメリカ人に誤ちを認め謝って欲しい」
と言っていたが、アメリカの核兵器に関わっていた人物は「悪いと思っていない、謝るつもりもない」「真珠湾攻撃を忘れるな」と言っていた。
戦争はどちらが正しくて、どちらが悪いとハッキリ決めつける事はできないのだ。
どんなに卑劣なことをして、大勢の人が悲惨な死に方をしても。
戦争は、誰もが誰かを責めるなんてことはできない。
だからアメリカが原爆を投下した事を謝れというのも、「真珠湾攻撃を忘れるな」というアメリカの言い分も、どちらのやった事が誤ちとは決められないのだと思う。
日本は今後、戦争する国に力を貸すのか?
毎日テレビで取り上げられてる議題だけど、戦争について日本の法案を考えるより
どうやったら平和になるのか
どう生きれば幸せになれるのか
平和についてエネルギーを注いでいく事がどの国にも必要な事なんじゃないかな。
そんな事をふと考えた夏の日でした。
僕は昔から争いごとが嫌い。
だからいつも笑顔なんだと思う。